後輩・令和ロマンに誓うM-1リベンジ 地元埼玉に活路求めるストレッチーズ ウエラン井口〝悪口〟に奮起
M-1王者・令和ロマンに覆された
――一方で、昨年は大学のお笑いサークル「お笑い道場O-keis」の後輩・令和ロマンがM-1王者となりました。 高木:悔しかったですね、さすがに。「ついに後輩が優勝する芸歴になってきたか」っていう。正直、「おめでとう」って気持ちよりも焦りのほうが大きかったです。 福島:やっぱサークルの先輩である真空ジェシカの川北(茂澄)さんが先に決勝に行って、その後に僕ら、それで令和ロマンっていうイメージではあったので。ただの年齢の順番ですけど、そこを覆されたなっていう。 バラエティーでもその感じを引きずってます。今年、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系/AbemaTV)の「立ち上がれ!高卒芸人!!」の回に生徒側で出させてもらったんですよ。そしたら、ほとんど何にもできず「もうちょっと前に出たほうが……いや、あれで良かったのか」みたいな葛藤を抱えたまま終わっちゃって。 そんな中、少し前に令和ロマンが教師側で出たんです。しかも、僕らが出てた「高卒芸人!!」に反論する回でけっこうぶん回して、だいぶネットを賑わせてた。だから、もうM-1だけじゃなく、それ以外の活動も「このまま負けてはいられない」って感じですね。 高木:毎年正月に実家に帰るんですけど、母親がお笑い好きでタイミング的にやっぱM-1の話をしてくるんですよ。錦鯉さん、ウエストランドさんが優勝したときも「今年のM-1も面白かったわ」ってテンション高かったのに、今年はあんまりM-1の話をしてこなくて(苦笑)。たぶん令和ロマンが僕らより後輩だと理解してたんでしょうね。母親に気を遣われるのは、いよいよヤバいと思うので頑張らなきゃと思いました。 福島:ただ、(令和ロマンが)「今年もM-1に出る」っていうのは止めてほしかった(笑)。さすがに枠を譲ってほしいというか。 高木:基本的には出ないでほしい(笑)。けど、個人的にはもう1回戦ってみたい気持ちもあります。僕ら令和ロマンと決勝で戦ったのって去年の『ABCお笑いグランプリ』ぐらいで、そのときも準優勝ながら会場の沸かせ方がすごくて「実力の差を見せつけられた」って感じがしたんです。リベンジを果たす意味でも、今年はM-1決勝を目指そうと思います!