後輩・令和ロマンに誓うM-1リベンジ 地元埼玉に活路求めるストレッチーズ ウエラン井口〝悪口〟に奮起
“埼玉のヒーロー”を目指したい
――10月からは生放送のラジオ番組『YOI-KARA』(FM NACK5)がスタートします。 福島:僕らと同じ事務所のパーマ大佐がNACK5でレギュラーをやってるんですけど、代打で何回か出させてもらったことがあって。そのときに聴いてくれてたスタッフさんが、「ストレッチーズいいな」みたいに思ってくれてお話がきたみたいです。 高木:あと、NACK5は埼玉の放送局なので、僕らが埼玉出身っていうのも大きいと思います。めちゃくちゃありがたいです。 福島:今のところ、テレビよりはラジオ向きかなって思うんですよ。出演する機会も多いですし、今回みたいに番組が決まったりもするので。何より、自分たち2人とスタッフさんだけだからテンパらないですし。 高木:相方のほうが多いと思うんですけど、たまに僕も「声がいいね」って言われるんですよ。あと、2人とも活舌が悪いタイプではないから、そのへんもラジオ向きかなと思います。でも、2時間半の生放送は経験ないから、果たしてリラックスしてできるのかなっていう。未知の領域なので、そこの不安はかなりありますね。 福島:それを察知してか、打ち合わせでスタッフさんが気を遣ってくれて、だいぶフリートークの時間が短くなりました。「20分……15分でもぜんぜん」みたいな感じで、「じゃあ15分で」ってことになって(笑)。 高木:本当に最初は「10分……7分とかでもぜんぜん」みたいな感じだったから、「いや、もうちょいできます」と(笑)。だいぶ優しいスタッフさんのもとでやらせていただけそうなので、そこは安心感しかないです。 ――番組では、埼玉出身の著名人をゲストに迎えてのトークが予定されています。現時点で話してみたい方はいますか? 福島:フォークデュオのサスケさん。「青いベンチ」は中学生のときに周りが全員聴いてた世代だし、ほかの曲も大好き。実際に大宮で路上ライブやってるのを見かけたこともあります。やっぱ青春のアーティストだし、打ち合わせで恐縮しながら「あの僕……サスケさんが好きで」って提案したら、「ぜんぜんいけます」ってすぐ返ってきて(笑)。 あまりに即答だったので、そのときは拍子抜けしたんですけど、「本当に会えちゃう」と思ったら逆に緊張してきました。ご本人に会ったら絶対テンパりますよ、「青いベンチ」を「赤いベンチ」とか言っちゃうかもしれない(笑)。さすがにそれは失礼なので、せめて曲名は間違えないように気を付けたいです。 高木:僕は、元AKB48のこじはる(小嶋陽菜)ですかね。そんなこと言って、蓋開けてみたら(太田プロの後輩の)センチネルの大誠とかがくるだけかもしれないけど(笑)。いずれにしろ、いろんなジャンルの方とお話できるのを楽しみにしてます。 福島:やっぱ地元の番組に出ると、親が一番喜ぶんですよ。NACK5のレギュラーが決まったときも、お母さんから「大宮に毎週くるんだね」ってLINEがきましたし。それってたぶん息子が近づくっていうのが嬉しいんだろうなと思って。テレ玉の番組に出たら必ず見てくれるし、僕自身も嬉しい。だから、もっともっと埼玉の番組に出たいですね。 高木:「埼玉で仕事してる」と思うとテンション上がりますからね。「大宮駅」とか「南浦和駅」って駅名を聞くだけでもそうだし、学生時代に過ごした街に仕事で帰ってくるって本当に気持ちが軽くなる。 あと、「埼玉の人は、東京の人よりもストレッチーズを知ってる」みたいな“埼玉認知度”が高い芸人になれたらいいなと思って。埼玉だけで売れてるってことじゃなく(笑)、北関東で番組を持ちながら東京でも活躍するU字工事さん、カミナリさんのように、僕らも“埼玉のヒーロー”になれるよう頑張りたいと思います!