営業職から一念発起し競輪界へ! 27歳超抜ルーキー栗山和樹が3連続V目指す「先行も捲りもやる。戦法に拘りない」/小倉ミッドナイト
小倉競輪場のミッドナイト「オッズパーク杯(FII)」は5日、初日を迎える。6RのA級予選に出走する栗山和樹(27歳・岐阜=125期)に話を聞いた。 前期S級戦士が6人顔を揃えた今シリーズだが、V候補筆頭なのはこの男かもしれない。昨年は名古屋と岐阜を連続優勝で締めくくった栗山和樹だ。125期生で昨年7月の本デビュー後はチャレンジを無敗で卒業。1、2班戦でも9節走って(単発レースを除く)4度の優勝。予選スタートから各地で旋風を巻き起こしている。初の小倉でも強い走りに期待したい。 「この時期なので室内なのはありがたいですね。小倉は試験ぶり。1、2班戦に上がってからも自力を出せているし、まぁまぁなのかな。もう年齢も年齢なので、戦法自体にそこまでの拘りはない。勝つために走って先行も捲りもやる。人の後ろも回っています」 ルーキーではあるが27歳。高校、大学時代は自転車部で活躍したが、選手にはならず営業職で働いていた。 「コロナになって、仕事に楽しさを見つけられなかった。朝日大学時代の同級生だった志田龍星君とか上杉嘉槻君、岡崎陸登君が競輪選手になって頑張っているのを見て、やれるならやってみようって思いました」 大学時代の仲間から刺激を受けて一念発起。一発合格で競輪界に飛び込んだ。 「早くS級に上がりたいですね。前期はS級点を取れなかったので今期こそは。頑張ります」 3連続Vを目指す栗山の25年走り初めに注目だ。(netkeirin特派員)