【写真：Getty Images】

　UEFAユーロ2024（EURO2024）・準々決勝の2試合が現地時間5日にドイツの各地で開催された。開催国のドイツ代表は、ここまで全勝で勝ち上がってきたスペイン代表と対戦。ラウンド16でスロベニア代表相手になんとかPK戦で勝利したポルトガル代表は、フランス代表と対戦した。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024（EURO2024） 　事実上の決勝戦とも評されたスペイン代表とドイツ代表の一戦は、序盤から球際の攻防が激しく、緊張感の高いゲームとなった。試合が動いたのは51分。ラミン・ヤマルが右サイドの高い位置でボールを受けると、ドリブルで仕掛けながらボックス内中央に走り込んだダニ・オルモにパスを送る。これを同選手がダイレクトでゴール左隅に流し込み、スペインが先制点を奪う。このままスペインが逃げ切るかと思われたが、89分にフロリアン・ビルツが起死回生のゴールを決め、1-1の同点に。試合はそのまま延長戦へ。そして延長後半終了間際に決定的な1点がスペインに入る。ダニ・オルモが質の高いクロスを入れると、フリーになっていたミケル・メリーノが頭で合わせ、土弾場で勝ち越しに成功。試合はこのまま終了し、2-1でスペインが開催国のドイツを下し、ベスト4進出を決めた。 　優勝候補同士の一戦となったポルトガル代表対フランス代表。前半は、両者ともにゴールに迫るシーンはあったものの、スコアは動かず。0-0のまま後半へ向かうことになった。ポルトガルは、60分にブルーノ・フェルナンデス、5分後にはビティーニャが決定機を迎えたが、マイク・メニャンの好セーブに合う。一方、フランスもコロ・ムアニがGKとの一対一のシーンを迎えるが決めきれない。結局90分では決着がつかず延長戦に突入。延長に入るとキリアン・エンバペとクリスティアーノ・ロナウドの両エースがチャンスを迎えたが、得点は生まれず。試合の決着はPK戦に委ねられることになった。ポルトガルは3人目のジョアン・フェリックスが左ポストに当てて失敗したのに対し、フランスは全員が決めて勝負あり。フランスが準決勝進出を決めた。 現地時間5日に行われたユーロ2024の結果は以下の通り。 スペイン代表 2-1 ドイツ代表 ポルトガル代表 0-0 （PK：3-5）フランス代表