【MLB】内野手補強を目指すメッツ アロンソと交渉決裂の場合はブレグマン獲得に方向転換か 米記者報道
メッツは今オフ、FA市場に9億ドル以上の資金を投じており、フアン・ソト、クレイ・ホームズ、フランキー・モンタスらを獲得。ショーン・マナイアとは再契約を結んだ。しかし、主砲ピート・アロンソがFAとなったため、内野の両コーナーの一角が空いたままとなっている。アロンソとの再契約に向けて話し合いを継続しているようだが、アロンソとの交渉が決裂した場合、アレックス・ブレグマンの獲得に方向転換する可能性もあるとみられる。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 依然としてメッツはアロンソとの再契約が有力視されているが、両者のあいだには金額面で大きな隔たりがあることが報じられている。代理人のスコット・ボラス氏は2012年にプリンス・フィルダーがタイガースと結んだ9年2億1400万ドルの契約を比較対象とし、大型契約を狙っているが、各球団はフレディ・フリーマン(6年1億6200万ドル)やマット・オルソン(8年1億6800万ドル)に匹敵するような契約をオファーすることすら躊躇っているようだ。それはメッツも同様で、必要以上に高額なオファーを提示するつもりはないとみられる。 米全国紙「USA Today」のボブ・ナイチンゲール記者は複数の球団幹部から聞いた話として、「メッツがアロンソと再契約しない場合、ブレグマンの獲得を目指すことになると思う」と報じている。メッツの三塁には昨季ブレイクしたマーク・ビエントスがいるものの、ビエントスを一塁にコンバートすることでアロンソの穴を埋めることができ、空いた三塁にブレグマンを据えるというプランだ。ただし、ブレグマンの獲得にも2億ドル規模の大型契約が必要になる可能性が高いと思われる。 メッツにはビエントスを一塁にコンバートしたうえで、三塁を若手(ブレット・ベイティやロニー・マウリシオ)に競わせるという選択肢もある。しかし、超大型契約でソトを手に入れるなど、完全な「勝負モード」に突入しているメッツにとって、三塁を「育成の場」にすることは考えにくい。最終的にはアロンソかブレグマンのどちらかと契約し、戦力の穴を埋めることになるだろう。