クルマ好きなら当然やって……ない! それどころか知らない人だらけの国交省推奨のクルマの日常点検15カ所
異常が見つかったときはプロの点検整備を
最後に、運転席に座って6項目をチェック。 「エンジンのかかり具合と異音」は、エンジンが速やかに始動しスムースに回転するかどうか。アイドリング状態でも異音がないかを確認します。 「ウインドウウォッシャー液の噴射状態」は、ウインドウウォッシャーのレバーを押し、ワイパーの作動範囲に噴射されるかどうかを確認。とくに寒い地域へ行った場合や急に気温が下がった朝などに、凍結してしまう可能性があるのでしっかり見ておきましょう。 「ワイパーの拭き取り能力」では、ワイパーを作動させてしっかり拭き取れるか、低速と高速の各動作をチェックしておきます。 「ブレーキの踏み残りしろと利き具合」では、ブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだときに、床とのすき間(踏み残りしろ)や踏み応えが正常であるかを確認します。 「駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)」では、駐車ブレーキをいっぱいに引いた(踏んだ)ときに緩んでいるような状態ではないかどうか、逆に引っ掛かるような感覚がないかどうかを確認します。 「エンジンの低速・加速状態」では、エンジンを暖機させた状態でアイドリング時の回転がスムースに続くかどうか、また徐々に加速したときに、アクセルペダルに引っかかりがないか、スムースに回転するか、近所を走行して確認します。 このほか、走行中に飛び石を受けてしまったらフロントガラスにひび割れなどがないかどうかを確認したり、豪雨に遭遇したときには水が思わぬところに侵入していないかどうかを確認したり、常に愛車の状態を気遣ってあげるようにしたいですね。 もし、いつもと違う異音や異臭、いつの間にかついた傷に気づいたときには、なるべく早くプロに点検整備をお願いするようにしましょう。
まるも亜希子