「去年の今頃は菅野がMVPとると思ってる人は誰もいない」巨人・菅野智之が昨季のケガ・CSファイナルでの失点・MLB挑戦への思い明かす
NPB(日本野球機構)は26日、「NPBアワード2024」で、最優秀選手賞(MVP)を発表。セ・リーグからは巨人の菅野智之投手が4年ぶり3度目の受賞となりました。 【画像】ハットを被りキメ顔をする巨人の菅野智之投手 菅野投手は「おそらく去年の今頃は菅野がMVPとると思ってる人は誰もいないと思います」とコメント。2023年菅野投手はオープン戦で右ひじの張りを訴え降板。自身ワーストとなる4勝(8敗)を記録する苦しいシーズンとなりました。しかし、今季はリーグトップの15勝3敗、防御率1.67と完全復活を遂げました。「自分自身まだまだやれるんだというのを信じて、昨年秋からトレーニングだったり自分自身を見つめ直す時間に費やしてきた。僕一人の力ではなくいろんな人が携わってくれてこの場にいられると思っている」と素直な気持ちを述べました。 リーグ優勝を果たしCSファイナルステージへ進んだ巨人。10月21日にDeNAとの一戦で8回から6番手として登板した菅野投手は、DeNAの牧秀悟選手にタイムリーを打たれ失点。日本シリーズ進出を逃しました。「あの場面を振り返ってみて投げたボールに悔いはないですし、打たれたのは外角のカットボールでしたけどあと10回同じ場面が来たとしても同じボールを僕は選択すると思います」とし、「申し訳なさっていうのはあるんですが、あの場面で投げさせてもらった経験、大変さ、プレッシャーを身をもって体験できた。世界を知ってる人はとてつもないプレッシャーの中で投げてるんだな。ああいう場面を最後経験させていただけたのは自分の財産になりました」と話しました。 来季はMLB挑戦を明言している菅野投手。「舞台は変わると思いますがここから新たなチャレンジができるというところに感謝をして、野球選手としても人としても成長していきたい」と語りました。