私が会計業務から原稿関連にかじを切ったワケ 仕事の向き、不向きの見極めが大切…無視して働くのは「もったいない」
【マネー秘宝館】 しばらく仕事が重なって厳しい日々が続いていました。この年で徹夜の連続はこたえます。しかも飲んでからの徹夜はなおさらです。気力を振り絞って働き、身も心もボロボロ。 身体の疲労でもっともつらかったのは「目」でした。PCで長時間作業をしていると、ダメージが目にきます。1日ならともかく2日、3日と目の酷使が続くと、ダメージが蓄積されて容易に回復しません。その次が座り続けによる腰や首、肩の痛み。 巷(ちまた)に身体の疲れを取る整体・マッサージはたくさんありますが、「目の疲れを取る」マッサージって見かけませんね。まだまだいけると思いますよ、目の疲れ軽減マッサージやリラクセーション。いかがでしょう? 身体の疲れだけではありません。ハードワークが続くと気持ちまでおかしくなってきます。何とか頑張れたのは「終わり」の想像です。このつらさは永遠に続かないんだ、必ず終わりの時がやってくる。その具体的な終了の日を想像すれば、耐えられるのです。さらに終わった後に「楽しいこと」を想像できれば効果的。バカ騒ぎであるとか、放浪であるとか。その意味で仕事に「区切りをつける」ことは大切なのかもしれません。 私の仕事はプロジェクトがほとんどなので、ハードだけど終わりがあります。だから耐えられる。私は逆に、サラリーマンで「終わりなく仕事を繰り返している」方を尊敬します。好きな仕事ならともかく、向いていない仕事を長く続けるのってキツいですよね。しかもイヤな上司だったりしたら最悪です。それを避けるため、「2~3年周期で異動」のローテーションは意味があるのかもしれません。 人には仕事の向き、不向きがあります。本人が思っているより向き、不向きの個人差は大きいです。私の場合には、事務仕事はいまいちだけど、原稿書きなどは大好きでした。だから会計士だけど会計業務を離れ、原稿関係の仕事にシフトしました。それをしなければ、うだつの上がらない人生を送っていたと思います。今もうだつが上がりませんが、好きな仕事が多いので、何とか笑って生きていける程度にはなっています。 そんな仕事の向き、不向きをまったく無視して働いている方がいます。これは本人にとって「もったいない」ことだと思うのですよ。