日大再回答で関学大が会見(全文5完)褒められるため、では大一番に勝てない
選手ヒアリングなしでは回答書として成立していないのでは?
THE PAGE:THE PAGEの本郷と申します。ちょっと戻るんですが、この回答書、当該選手のヒアリングをしてない回答書というのは回答書として成り立っていないと思うんですが、そこに関して、一度差し戻すというようなお考えというのはなかったですか。で、ここにも、これ以上平行線になるので、ここでやめるというようなことをお書きになっていますが、納得のいく、向こうが調査をするまでとことんやりとりをするというようなお考えっていうのはありましたか。小野さんに。 小野:ですので、そもそも、事実をきちっと明確にする。特に乖離ということをずっと言っておられる以上、その学生のヒアリングというのは必須だというふうに考えておりますけど、少なくとも部でのヒアリングは行われていないということがありますので、必要条件が満たされていないということはあると思いますけれども、それも含めて出してきていただいているということがありますので、それはきちんとわれわれも内容を見て、判断をしていこうということは考えておりました。それは最低限の礼儀だと思いますんで。 で、これ以降は、同じようにすることはあまり適切ではないなというふうに考えておりますので、またどこかで、最終的に日大の第三者委員会等での結果っていうのが公表されることになると思いますんで、それを待つというのが一番われわれにとって妥当な方法なのかなというふうに思っています。 THE PAGE:きのう、日大の学長が会見を開かれて、当該選手と監督、コーチの話が食い違っている点について、学長はコメントは避けたんです。ただ、学校として、大学として広報が発表している、その談話については否定されなかったわけですが、あの学長の会見を受けて、どういう感想を持たれたか。小野さんと、監督がもし、それを見られていたらですね、ご感想を聞かせてもらえれば。 小野:齟齬があるというふうに認識をされていたというふうに私は認識しているので、その学生が言うことと、監督、コーチが言っている内容には齟齬があるというふうに学長は認識されておられたというふうに思いますので、そこはまさしく第三者委員会できちっと究明をしていただくことが、していただけるというふうに認識をしております。 鳥内:私、会見見ていません。 THE PAGE:見ていませんか。 鳥内:はい。 THE PAGE:分かりました。あと最後に1点。この再発防止策をここに書かれていますが、これはどう評価されていますか、日大の回答書に。 小野:正直、再発防止よりも前の段階に議論があると思いますので、真相がきちんと究明される、1つの真実へとつながらない状態で再発防止ということが効果があるかどうか、実効性があるかどうかっていうことについては、なお議論をするべきではないかなというふうに思います。いいでしょうか。