“旧安倍派5人衆”萩生田氏、政倫審に出席 自民党“裏金事件”めぐり
日テレNEWS NNN
自民党のいわゆる裏金事件をめぐり、衆議院の政治倫理審査会に萩生田元政調会長が出席しました。「安倍派5人衆」と呼ばれ、派閥の実力者だった萩生田氏。何を語ったのでしょうか。 ◇ “裏金事件”で新たな事実は出てくるのでしょうか。18日に行われた「政治倫理審査会」に注目の議員が出席しました。
自民党 萩生田元政調会長(旧安倍派、不記載額2728万円) 「このたびの問題により、国民の皆さまに多大な疑念を抱かせ、政治不信を招きましたことについて、この機会に改めて深くおわびを申し上げます」 旧安倍派の幹部でいわゆる5人衆のひとり、安倍元首相の最側近だった萩生田元政調会長。不記載額は2728万円と多い一方、5人衆の中では唯一、政倫審に出席していませんでした。 政界を揺るがせた“裏金事件”。自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、派閥から“キックバック”を受けたり、パーティー券収入の一部を“中抜き”したりして、収支報告書に記載していなかったものです。現職の国会議員も逮捕・起訴され、刑事事件にも発展しました。
しかし、残されたナゾがあります。旧安倍派では、一度中止する方針となったキックバックについて、誰が再開を決めたのか分かっていません。 自民党 萩生田元政調会長 「安倍会長が生前に還付停止を指示されたとされる令和4年4月の会合、またご逝去後に還付について幹部が協議したとされる令和4年8月の会合のいずれにも参加しておりません。私はそのような協議に参加する立場になかったのであり、事実上の相談を受けたこともありません」 これについては、知らなかったと強調した萩生田氏。ただ、旧安倍派の幹部たちで自発的に事実を明らかにすべきとの指摘も… 日本維新の会 守島議員 「やっぱりそうした話し合いの場、解明の場を積極的に持つべきじゃないでしょうか」 自民党 萩生田元政調会長 「個人的に相対(あいたい)で話をした時に、問い合わせ、問い掛けをしたりしたことは私もございますけれど、今のところ新しいことは分からないというふうに承知をしてます」