会社から給与振込口座を「ネット銀行」にしてほしいといわれました。手数料が安いと聞きましたが、「ネット銀行」と「メガバンク」は何が違うのでしょうか?
現在、毎月の給与は銀行振り込みが一般的です。そのため、新卒や転職で会社に入社すると、給与振込口座の情報を会社に伝える必要があります。以前はメガバンクや地元の地方銀行が一般的でしたが、現在ではネット銀行を給与振込口座に指定する会社もあるようです。 いわゆる「ネット銀行」と「メガバンク」は何が違うのでしょうか。当記事では、ネット銀行とメガバンクの違いを解説するとともに、給与振込口座を選ぶ際のポイントや、ネット銀行のメリットとデメリットを解説します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
「ネット銀行」と「メガバンク」の違いとは?
いわゆる「ネット銀行」と「メガバンク」は、何が違うのでしょうか。 メガバンクとは都市銀行とも呼ばれる大手の銀行です。店舗数も非常に多いため、街中を歩くと頻繁に見かけることもあるでしょう。サービスや金融商品も多く、店舗でサポートも受けられるため、インターネットになじみがない方にとっては心強い存在ともいえるでしょう。 対してネット銀行とは、実店舗を持たずにインターネット上での取引を中心に営業している銀行を指します。店舗を持たずにコストを削減する一方、手数料が安い・金利が高い・優待プログラムが充実しているといった特徴は、ネット銀行ならではといえるでしょう。 金融庁「銀行免許一覧」を基に、金融庁が所管している「メガバンク(都市銀行)」と、「ネット銀行(その他)」を一部ご紹介します。 【メガバンク(都市銀行)】 ・株式会社みずほ銀行 ・株式会社三井住友銀行 ・株式会社三菱UFJ銀行 ・株式会社りそな銀行 【ネット銀行(その他)】 ・株式会社あおぞら銀行 ・株式会社イオン銀行 ・PayPay銀行株式会社 ・株式会社セブン銀行 など
給与振込口座を選ぶ際のポイント
給与振込口座はもっとも使用する機会の多い銀行口座でもあるため、慎重に選びたいところです。自宅や会社の近所にあるから、といった理由で銀行を選んでいる方もいるでしょう。しかし、少しのポイントを意識することで、よりお得に利用できるかもしれません。 以下では具体的に、給与振込口座を選ぶ際のポイントをご紹介します。 ■手数料が安い銀行を選ぶ 会社から振り込まれた給料は、ATMで引き出したり他行の口座に振り込んだりする機会もあるでしょう。銀行の取引には手数料がかかるため、なるべく手数料が安い銀行を選べば、このようなコストを大幅に抑えられます。 銀行によっては、ATMの利用手数料や他行宛ての振込手数料が無料になるケースもあるため、条件を確認しておくことが重要です。 ■金利が高い銀行を選ぶ 銀行の金利に注目することも大切です。振り込まれた給与を元手に、投資や保険などで資産を運用する方法もとれるでしょう。しかし、給与振込口座に据え置いたままお金が増えるとうれしいものです。 ■優待プログラムが充実している銀行を選ぶ ネット銀行を中心に、利用に応じて優待プログラムを受けられる銀行もあります。銀行を利用することでポイントが獲得できたり、ステージやランク、また、月ごとの利用状況に応じて、手数料無料などの特典を提供していたりする銀行もあるようです。 なるべくお得に利用したい場合は、優待プログラムが充実している銀行がおすすめです。