【2歳新馬・中山5R】アルメントフーベルが抜け出しV マーカンド騎手「とてもいい牝馬ですね」
12月15日の中山5R(2歳新馬、芝・外1600メートル、15頭立て=フォルトレス競走除外)は、トム・マーカンド騎手の2番人気アルメントフーベル(牝、美浦・宮田敬介厩舎)が2番手追走から抜け出すと、力強い走りで後続を完封した。タイムは1分35秒1(良)。 1馬身差の2着には横山和生騎手のブドワールドール(7番人気)、さらに2馬身差の3着に横山武史騎手のモティスフォント(1番人気)が続き、(有)サンデーレーシングの所有馬によるワンツースリー決着となった。 アルメントフーベルは、父サートゥルナーリア、母アメリ、母の父Distorted Humorという血統。祖母アゼリはBCディスタフなど米GⅠ11勝の名牝で、半兄ガンダルフ(父キングカメハメハ)は芝・ダート合わせて4勝を挙げている。 ◆T・マーカンド騎手(1着 アルメントフーベル)「とてもいい牝馬ですね。走ることに対して真面目で、すごくいい競馬をしてくれました。体はまだ幼いけど、これからどんどんできてくると思う」 ◆宮田敬介調教師(同)「調教からスタートだけが課題と感じていましたが、ジョッキーが返し馬で反応を見てくれていたし、(隣の)10番が(ハナに)行ってくれたことでスペースもできたのでリカバリーしていいポジションにつけられました。前進気勢がありますし、まだ体が幼くて柔らかくコーナリングで膨れるところはありましたが、残り1ハロンあたりからもうひとギア上がったし、いいフィニッシュができたと思います。脚が短く体形はコロンとしているけど、走らせたら可動域が大きく、いいストライドで走れますね。もう少し距離が延びてもと思いますが、体形的にはマイルくらいの方がいいのかもしれませんね」