【2024年のポイ活】ためにくかったポイントもたまりやすく!?変化する共通ポイントに注目!
2024年は、TポイントとVポイントの統合など、情勢が大きく変化していく予感があります。どのポイントに注目してためていけばいいのか、ポイ探の菊地さんに伺いました。 【画像で確認】TポイントとVポイントの統合だけじゃない!2024年注目の「BaaS(バース)の拡大」ってなに? 教えてくれたのは▶菊地崇仁さん ポイント交換案内サービス・ポイ探の代表取締役。さまざまなメディアでポイントやマイルについての情報を発信している専門家。2017年3月からは日本経済新聞で「ポイント賢者への道」のコラムを連載中。 ■TポイントとVポイントが4月に統合! ■対象のコンビニ・飲食店で7%還元など超ためやすく 「2024年のトピックは、Tポイントが三井住友フィナンシャルグループのVポイントと統合して勢いを盛り返すことです。Pontaポイントがauと結びついて資金力を確保したのと同様の動きが起きています」と菊地さん。 Tポイントは、ほかのポイントのように資金力を背景としたキャンペーン展開があまりできず、たまりにくい印象でしたが、対象のコンビニ・飲食店で、対象の三井住友カードを使ってスマホのタッチ決済をすると7%還元されるなど、統合後のVポイントは、Tポイントの知名度を得て、ためやすいポイントになるでしょう。 こういうこと ややためにくかったTポイントが"ほったらかしポイ活"をしやすく 「Tポイントは、これまで意識しないとたまりにくいポイントでしたが、三井住友フィナンシャルグループのVポイントと統合されることで、今後は勝手にたまるポイントになっていくと思います」と、菊地さんは分析。Vポイントでもほったらかしポイ活がしやすくなるかも!? こんな人は注目 対象の三井住友カード所有者でコンビニなどをよく使う人はおトクに セブン-イレブン、ローソンなどのコンビニやマクドナルド、サイゼリヤなどの飲食店で対象の三井住友カードのタッチ決済をすると、7%のVポイントが還元されるため、対象店をよく利用する人は非常によくたまるようになります。 ※iD、カードの差し込み、磁気取引は7%還元の対象となりません。 ※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない場合があります。 ※対象カードなど、サービス詳細については、HPをご確認ください。 ■BaaS(バース)が拡大し交通系ポイントもためやすく 2024年春、JR 東日本グループはJRE BANKをスタートさせる予定です。これはBaaSという仕組みで、銀行機能は従来の銀行が提供し、サービスの部分を提供企業と実施するもの。この口座を持てば、他行振込・デビットカード等の利用でJRE POINTが付与されるなど、いっそうJRE POINTがたまるシーンが増えます。 ■ドコモで投資ができるようになる NTTドコモはマネックス証券と業務提携して、d 払いアプリ上での資産形成サービス提供の予定が発表されています。マネックス証券での投資にdポイントがつくようになれば、ほったらかしポイ活に使えそうです。 ■置き配選択でポイントがもらえるようになる!? 政府は、置き配を選んだ場合、消費者にポイントを付与する仕組みを検討しています。また、Yahoo!ショッピングの「おトク指定便」は、最短届け日より遅い配達を選択するとPayPayポイントがもらえます。 ■菊地さんからのアドバイス ■新NISAでポイントをためたい人は「上限金額」の確認を クレカ払いでポイントがつく投資信託の積立額の上限は月5万円が多いですが、新NISAでそれ以上積み立てる場合は、毎月10万円までポイントがつくカードのほうがおトク。現在、上限10万円の投信積立でポイントがもらえるのは、エポス、楽天証券(クレカと電子マネー併用の場合)など。それぞれ連携できる証券会社が決まっています。 ■ポイント経済圏の乗り換えはこんなところに注意 楽天の楽天市場でのSPUで条件変更があったように、ポイントが付与される条件や還元率はずっと同じとは限りません。常に変化していくので、自分が選択した経済圏以外のおトクな情報もキャッチしておき、比較して選べるようにしておくことが大事です。 ※この特集に掲載している情報は、2024年2月1日現在のものです。ご利用の際はホームページなどで最新の情報を確認してください。 * * * りりなさんの影響で楽天経済圏に足を突っ込んだ私。しかしVポイントの勢力も気になる! 一応カードは作るか。(編集: 永木) 取材・文/生島典子 イラスト/志喜屋麻美