ホンダと日産、経営統合の検討へ基本合意書を締結 持ち株会社設立し上場廃止 2025年6月の最終合意目指す
日産自動車とホンダは12月23日、経営統合に向けた協議を開始したと発表した。2025年6月の最終契約締結を目指す。持ち株会社は26年8月に設立し、両社は7月末~8月に上場を廃止する。持ち株会社の傘下には両社が入る見通しで、日産が筆頭株主の三菱自動車も合流の検討を開始し、25年1月末をめどに判断する。3社を合わせた世界販売台数は800万台超となり、経営統合が実現できれば、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン(VW)グループに次ぐ世界3位のグループが誕生する。 両社は同日、経営統合に向けた協議・検討を開始する基本合意書を締結した。経営統合で、プラットフォームの共通化によるスケールメリット、生産体制・拠点の最適化、サプライチェ―ン(供給網)全体での競争力強化などを狙う。 両社は3月に戦略的パートナーシップの検討開始の覚書を締結し、8月にはソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)や電動化技術に関して協業することで合意。協業には三菱自も参画している。