シティはデ・ブルイネの流出を止められるか【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
無難にバックパスをするか、マジックを見せるかの選択
出色だったのが敵地でマドリーに逆転勝利を収めたCLでのパフォーマンス。とくに同点弾をアシストした78分のプレーは見事だった。(C) Getty Images
FFP違反のペナルティーとして言い渡された2年間のCL出場停止処分が確定すれば、マンチェスター・Cはデ・ブルイネ流出の危機に直面するだろう。エースを慰留できるかどうか。これはクラブにとって死活問題だ(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2020年6月4日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載)。 ―――◆―――◆――― それはもう、遠い過去のように感じられる。 3か月ほど前、ウェブメディア『TheAthletic』は、私をマドリードへ派遣した。新型コロナウイルスがイギリス人の生活を脅かし始めたばかりの頃だ。 目的はチャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16、第1レグのレアル・マドリー対マンチェスター・シティ戦の取材だった。思い起こせば、これまでサンティアゴ・ベルナベウを訪れた私の目をくぎ付けにしてきたのは、
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