南洋の戦争体験を紙芝居に 仲井間小夜子さんが平和訴える
沖縄テレビ
南洋群島での戦争体験を紙芝居にして伝える活動をしている仲井間小夜子さんが沖縄市で講話し「悲惨な戦争を二度と起こしてはいけない」と訴えました。 仲井間さんは10歳で父が働くサイパン島に呼び寄せられその後、移り住んだロタ島で戦争を体験しました。 看護婦の手伝いをしていたある日、壕の外を歩いていると至近距離に爆弾が落ちました。 ▽仲井間小夜子さん: 「4メートルくらい歩いたらですね後ろの方から大きな音がしてね。そのまま飛ばされてこの看護婦さんは、ここに赤くお尻の肉をそっくりそのまま持っていかれて」 地上戦はなかったものの激しい空襲に見舞われたロタ島で多くの級友を失いました。 ▽仲井間小夜子さん: 「死にたくない死にたくないって言いながらね死んでいった同級生がいたんですよ。戦争というのはやってはいけない」 ▽琉大付属中学2年生 助川悠太郎さん: 「好きなように暮らせるのが平和だと思うので一人一人が本当に自分のしたい事を出来る世界が平和になるんじゃないかなと思います」 仲井間さんの話を聞いた人たちは平和を守る為に何をすべきか思いを巡らせていました。
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