J2昇格を目前で逃した松本、霜田正浩監督と契約満了「昇格という結果で恩返しができなかったことだけが心残り」
松本山雅FCは12日、霜田正浩監督(57)との契約満了を発表した。 霜田監督は、大塚製薬徳島ヴォルティスのコーチとして指導者のキャリアをスタートさせると、FC東京での強化部長補佐やジェフユナイテッド千葉でのヘッドコーチなどを経て、2009年に日本サッカー協会(JFA)入り。技術委員長や日本代表のナショナルチームダイレクター、アンダー世代の監督を歴任し、2017年からはベルギーのシント=トロイデンでもコーチを務めた。 その後、レノファ山口FCの監督、ベトナムのサイゴンFCのアドバイザーを経て2021年6月に大宮アルディージャの監督に就任。2023シーズンから松本の監督に就任していた。 2023シーズンはJ3で9位に終わると、今シーズンは4位でフィニッシュ。J2昇格プレーオフに臨んだが、決勝では2点リードしながらも、後半アディショナルタイムにカターレ富山に追いつかれ、目前で昇格を逃していた。 契約満了となった霜田監督は、クラブを通じてコメントしている。 「契約満了に伴い退任することになりました。松本での2年間、昇格をミッションにして全身全霊を注いできましたが、最後にあのような形で結果を出せなかったこと、本当に悔しくて残念で、応援いただいた皆さんに申し訳なく思っています」 「選手たちが躍動し、日々成長し、チームとしても魅力あるフットボールで結果を出したかったです。ただ、2年間アルウィンでの指揮はとても感動的で、指導者として幸せに溢れた空間でした」 「勝った後も負けた後も、ホームでもアウェイでも、晴れていても雨の日も、いつも僕らの背中を押してくれたサポーターの皆さん、会社をあげて応援いただいたスポンサーの方々、皆さんに昇格という結果で恩返しができなかったことだけが心残りです」 「社長をはじめフロントスタッフ、トップチーム強化本部、テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャーたち、アカデミースタッフ、一緒に戦ってくれてありがとう。サポーターのみんな、スポンサーの方々、ボランティアの皆さん、松本の街の皆さん、本当に本当にありがとうございました」
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