「公道がもう怖くない」「基本は大事ね」生まれ変わった初心者メインの安全運転講習会「ベーシックライディングレッスン」レポート
一般社団法人「日本二輪車普及安全協会」(以下、日本二普協)が運営するビギナーに向けた二輪車安全運転講習会「ベーシックライディングレッスン(BRL)」に、ヤンマシ編集部・松田が潜入してきた! ライディングテクニックを磨きたいゴリゴリ系中級ライダーも受け入れてしまっていた、前体制とは違い、真に初心者に向けて開かれるBRLの意気込みと講習内容をご覧あれ。 【画像】「公道がもう怖くない」初心者ライダー向け安全運転講習会レポート
BRLの掲げる初心者の定義は「公道での運転に不安がある人」
「Basic Riding Lesson(ベーシックライディングレッスン:通称BRL)」は、北海道/東北/関東/中部/近畿/中四国/九州の7つの拠点で、日本二普協が国内4メーカーの協力のもと1991年より「安心・安全・快適・楽しいバイクライフ」をモットーにビギナーライダーに向けて開催してきた二輪車安全運転講習会「グッドライダーミーティング」の名称を、2024年度から変更したもの。 名称変更とともに、丸一日バイクに乗って楽しみながらライディングテクニックを磨く体験型講習会としての姿はそのままに、「完全に初心者を中心とした安全運転講習会=運転に不安を感じる人が余裕を持って安全に公道を走れるようにする講習会」として徹底することを旨とした講習内容やクラス分けなど、超初心者からでも参加しやすいものへと徹底されているのが特徴だ。 今回はこのBRLをヤングマシン編集部のマツが体験。運転歴はそこそこ長いので初心者とは言いがたいが、技術は我流。そんなエセベテランが初心に還って受講するとどうなのよ…という視点で参加させていただくことにした。参加車両は現代のベーシックと言えるホンダGB350を借用。いざ会場の警視庁・交通安全教育センター(東京都世田谷区)に向けてレッツラゴー! ────────── こんな初心者(ビギナー)ライダーにオススメ! ────────── ・一般公道での走行に不安を抱えている人 ・自動二輪車免許(原付含む)取得から間もない人(およそ1年以内) ・リターンライダー/長いブランクがあるなど、運転操作などに自信がない人 ・運転は不慣れだけどバイク仲間が欲しい人 ・免許を取って愛車をゲットしたものの上手く乗ることができず、講習会場まで来ることもやっと…という人や、ひさしぶりに乗ってみたら運転感覚が変わっていて公道走行での不安が大きい…という人たちにこそ参加してほしい「Basic Riding Lesson」。 一般公道を不安なく安全に走行できるようにしたい「初心者向け」の体験型安全運転講習会であり、中級レベルのライダーがライディングテクニックを磨くために参加するための講習会ではないので注意しよう。 ────────── 愛車で学べる体験型二輪車安全運転講習会 ────────── 参加者の中には、自分のバイクで会場までくること自体が不安な人も当然ながらいるだろう。 せっかく免許を取ったのにバイク離れしてしまう一因でもある「公道運転に不安なまま乗らずに時がすぎてしまい、そのままバイクを降りてしまう人が多い」という現状を打破するためにも、BRLではバイクライフをともに楽しむ「自分のバイク=愛車」で学んでほしいという。 基本的に車両はすべて持ち込みなので、慣れないマシンではなく「愛車で走る/曲がる/曲がるの公道走行に必要な運転スキル」を基礎からしっかり磨くことができる。帰路ですぐに講習内容を活かせるのも大きな利点だ。