「たまに夢に出てくる長男は26歳のまま…」「本当に殺され損だよね」56歳になった姿を想像することも…息子を奪われた母親の癒えぬ悲しみ~松本サリン事件30年~
伊藤洋子さん: 「私を守ってくれないと墓守がいなくなるから、残された人をちゃんと生かしてと」 海が見える高台に建つひときわ高い墓石は、友視さんの身長と同じ178センチ。 刻まれているのは「毒ガス事故により死亡」という文字です。 伊藤洋子さん: 「はじめはサリン事件ってわからなかったでしょう。オウムもわからなくて毒ガス事故によるって書いてあるでしょう」 真相が明らかになってから「オウム真理教によるサリン事件で死亡」と加えられました。 伊藤洋子さん: 「なに悪いことしたってわけでもないんだけどさ、本当に殺され損だよね。何をどうしたって子どもが返ってくるわけでもないし、それ以外にないでしょ。それでたまに夢に出てくる時はね、大人になった姿じゃなくて、26歳は子どもじゃないけれども26歳から進んでないの、夢に出てくる友視は。そしたら夢かぁなんて思ってね」 30年という月日が経ち、サリン事件を知らない世代も増える一方で、遺族の時間は止まったままです。
信越放送
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