友人の息子が20代前半で「ドラッグストア」の店長になったそうです。若いとはいえ、給料はそれなりにもらっているのでしょうか?
ドラッグストアの店長になるためには、スキルと経験が必要
20代でドラッグストアの店長になることは珍しくないようですが、昇格にはスキルと経験が不可欠です。ドラッグストアに配属されたら、最初は販売担当スタッフとして以下のような業務を行います。 ●接客やレジ打ち ●品出し ●売り場管理 ●商品発注 販売担当者として上記の経験を積んだうえで、店舗運営のスキルを身につけ、店長候補者として一定の実績を残さなければなりません。店長候補者研修や、店長昇格試験などを設けている企業もあるようです。 また、「登録販売者」や「店舗管理者」といった資格や肩書を持っていると、店長に昇格できる可能性が高くなります。登録販売者と管理販売者の概要は、以下の通りです。 ●登録販売者:一般医薬品の販売などを行う専門家。登録販売者になるためには、都道府県が実施する試験に合格する必要がある。 ●店舗管理者:薬剤師、もしくは登録販売者のうち、一定の実務経験を積む必要がある。
全労働者の予測平均年収約500万円に対し、ドラッグストア店長の年収は450万~550万円とされる
ドラッグストア店長の年収の目安は、450万~550万円とされています。一方、従業員10名以上の企業に勤める全労働者の予測平均年収は、506万9400円です。したがって、ドラッグストア店長の年収は、平均的な労働者年収の範囲に含まれるでしょう。 また、ドラッグストアの店長には20代が多く、高校卒業者や専門学校卒業者であれば、20代前半で店長となることも珍しくないでしょう。とはいえ、誰もが店長に昇格できるわけではなく、販売担当者としての経験と、店長候補者としての実績が求められるようです。 出典 総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類 第1表 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag 医薬品販売/登録販売者 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部