日本ハム、1763日ぶり&新庄政権初の単独首位逃す…万波先制ソロも痛恨の悪送球 水谷は1軍デビュー戦で初安打初打点
「ソフトバンク6-3日本ハム」(11日、北九州市民球場) 日本ハムが終盤に勝ち越されて敗戦。2019年6月14日以来1763日ぶり、新庄政権初の単独首位を逃した。 同点で迎えた七回、3番手・マーフィーが1死一、三塁のピンチを招くと、今宮の右前打をショートバウンドで処理した万波が本塁へ痛恨の悪送球。勝ち越しを許し、さらに山川の2点適時打で突き放された。 攻守に粘りは見せていた。初回に万波が左越え2号先制ソロ。「集中力を保って1球で仕留めることが出来ました」。さらに2点をリードされて迎えた三回には、先頭の郡司の左越えソロで1点差とし、さらに1死満塁からプロ初出場初スタメンの水谷が左翼線にはじき返す同点適時打。プロ初安打&初打点を記録した。 水谷は「打ったのはフォーク。試合前は意識していませんでしたが、九州で初安打を打つことができてとても嬉しいです」。ソフトバンクから昨オフ、現役ドラフトで移籍。それまで5年間鍛えてきた九州での初安打を喜んだ。新庄監督もソフトバンク野手陣から記念のボールを要求。高々と掲げて祝福した。 先発の北山は雨の降る条件の悪いマウンドで苦戦。序盤は制球が定まらず、二回までに3点を失った。雨の上がった三回以降は立ち直り、降板する六回2死まで無安打に抑えた。5回2/3を被安打3、3失点。10三振を奪う力投だった。 「納得のいく内容ではありませんでした。それでも様々な状況の中で落ち着いて投げ切れたことは投手として成長できたと思います」とコメントした。