【MLB】タイガースがアストロズからFAのブレグマンに興味 再びヒンチ監督の下でプレーする可能性も
日本時間11月22日、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者は、アストロズからFAとなっている三塁手アレックス・ブレグマンについて、タイガースが獲得に興味を示していること「ニューヨーク・ポスト」の記事で報じた。タイガースのA.J.ヒンチ監督は2015年から19年シーズンまでアストロズで監督を務めており、2017年にはブレグマンとともにワールドシリーズ制覇も経験。その後サイン盗み問題により2020年1月にアストロズの監督を退いていたが、ブレグマンが再びヒンチ監督の下でプレーする可能性が出てきた。 現在30歳のブレグマンは2016年にアストロズでデビューすると、2019年には打率.296、41本塁打、112打点、OPS1.015の好成績でMVP投票2位の得票を受けるなど輝かしい活躍で、チームの8年連続プレーオフ進出(うち7回地区優勝)に大きく貢献。2024年シーズンは四球数の2倍近い三振を喫するなど武器の選球眼が不安定だったものの、安定した打撃と三塁の守備はリーグ屈指の実力だ。 ブレグマンの獲得に興味を示しているタイガースは、今季10年ぶりにプレーオフの舞台に進出したものの、ディビジョン・シリーズでガーディアンズの前に敗退。エース左腕タリック・スクーバルが投手三冠を獲得する活躍を見せたものの、野手陣は絶対的なレギュラーが不在であり迫力不足は否めない。特に三塁のポジションは今季7選手が守備に就くなど最後まで不安定で、ブレグマンの獲得に成功すれば、リーダーの役割も含めてチームにフィットするだろう。 なお、ブレグマンにはすでにアストロズが再契約のオファーを出していることが報じられており、他にもレッドソックスにフィットする可能性があるとヘイマン記者は伝えている。タイガースはサイ・ヤング賞左腕スクーバルとの契約延長にも取り組んでおり、ブレグマン獲得にどこまで全力を尽くせるかは不透明だが、安定したチーム作りのためにも補強に動いていくことは間違いなさそうだ。