「相席屋」は頻繁に利用すると「利用制限」がかかるのでしょうか？ ルールを教えてください。

相席屋とは、男女の出会いを目的とした居酒屋で、多くの人に親しまれている場所です。 女性は無料で利用できることから、中には節約のために利用している人もいるようです。しかし、食事目当てで頻繁に利用している場合、利用制限や入店拒否のリスクが気になるものです。 本記事では、相席屋の基本的なルールや利用制限の仕組み、迷惑行為による出禁事例などを紹介します。

相席屋とは

相席屋は、初対面の男女が同じ席で飲食や会話を楽しめる居酒屋です。男性は10分／650円 （税込715円）から、女性は無料で利用できるため、気軽な出会いを求める場として人気を集めているようです。 そのため、相席屋は単なる食事の場ではなく、あくまで「出会いを楽しむための場所」であることを理解して利用する必要があるでしょう。

相席屋のルール

相席屋を利用する際は、利用者同士が安心して楽しめる環境を維持するためにいくつかのルールを守る必要があります。ここでは、3つのルールを紹介します。 ■顔写真付きの身分証の提示 相席屋では、未成年者の入店を防ぐために全員の身分証確認が行われます。運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの身分証の提示が必須です。 ■来店は2人以上 相席屋では、1人での利用は基本的にできないようです。最低でも2人以上での来店が求められます。利用者がリラックスして楽しむための配慮として設けられており、グループでの交流を前提としたシステムとなっています。 ■最低限のドレスコード 服装にも一定の基準が設けられています。ジャージや作業着、男性のタンクトップなど、過度にカジュアルすぎる服装はNGとされています。一般的に清潔感のある服装が求められるため、来店前に利用したいお店の公式サイトで服装を確認しておくと安心です。

利用制限はお店の判断次第

民法の基本的な考え方の一つに、「契約自由の原則」というものがあり、お店側が、サービスを提供したくない、商品を売りたくないと考えれば、契約をしないという選択ができます。 そのため、相席屋では、利用者がルールを守らなかったり、利用目的が「食事のみ」と判断されたりした場合に、利用制限が課される可能性があるでしょう。お店側が提供を拒否したいと判断した場合、その選択をする権利があるということです。 例えば、出会いではなく食事だけを目的に頻繁に来店していると、他の利用者やお店に不利益を与える可能性があるため、出禁措置が取られる場合があります。ルール違反や迷惑行為があった場合も同様です。一度利用制限がかけられると、再来店しても入店は断られるでしょう。