鳥栖、森谷賢太郎が今季限りで引退を発表「もしサッカーをしていなければ、今の自分は存在しなかった」 | Jリーグ
【国内サッカー・Jリーグニュース】サガン鳥栖は6日、MF森谷賢太郎が2024シーズンをもって現役を引退することを発表した。
現在36歳の森谷は、小学生の頃から横浜F・マリノスの下部組織で育ち、筑波大を経て、11年に横浜FMでプロキャリアをスタート。2013年には川崎フロンターレへ完全移籍して6シーズン在籍。その後は19年にジュビロ磐田、20年に愛媛FC、22年よりサガン鳥栖と渡り歩いた。鳥栖での3シーズン目を迎えた今季は、リーグ戦2試合の出場だった。 なお、8日行われるJ1第38節のジュビロ磐田戦後に引退セレモニーを行う予定だ。 14年間のプロキャリアに幕を閉じる決断を下した森谷は、クラブ公式サイトを通じて以下のように感謝の思いを伝えた。 「2024シーズンをもちましてプロサッカー選手を引退することを決断しました。5歳の時にサッカーを始めてからおよそ30年が経ちました。僕の人生はサッカーとともにありました。サッカーボールはいつも僕の隣にあり、夢中で追いかけ続けた日々でした。 サッカーは僕にたくさんのギフトを与えてくれました。仲間との出会い、人としての成長、自分を突き動かすエネルギー、優しさ、逞しさ、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、そして夢を持つことの大切さ。 もしサッカーをしていなければ、今の自分は存在しなかったと思います。これまでのサッカー人生の中で、良いことばかりではありませんでした。時に哀しみや辛さ、投げ出したくなるような瞬間もありました。それでも、それらすべてがサッカーの素晴らしさなのだと思います。 僕の好きな言葉に、「人生の豊かさは喜怒哀楽の総量」というものがあります。すべての経験がかけがえのないものであり、サッカーはそのすべてを僕に与えてくれました。いま、怪我が癒え、久しぶりにボールを蹴っています。やっぱりサッカーは楽しい! そして、仲間って本当に最高!心の底からそう感じています。 競技者としてプレーすることはもうありませんが、僕はこれからもボールを蹴り続けると思います。そして、サッカーが与えてくれたギフトを、子どもから大人まで、サッカーが大好きな人たちに届けることが僕にできる恩返しだと思っています。 これまで支えてくださった温かく見守ってくださったどんな時でも応援してくださったみなさまのおかげで幸せなサッカー選手生活でした!心から感謝の気持ちをお伝えします!ありがとう!」。