大谷翔平、「打者1本」の決断は意外と近い? 30歳となり気になる“満身創痍”の体
ドジャースの大谷翔平は今季、目標にしていたワールドシリーズ制覇を達成した。来季以降に見据えるのは投打の「二刀流」での完全復活とさらなる実績の上積み。しかし様々な状況を踏まえると、選手として大きな決断を下す時も近づいているようだ。 【写真】イチローだけじゃない!MLBの年金額「満額支給」の日本人選手がこちら(ほか3人) 2024年は大谷の年だった。昨オフに加入したドジャースは2020年以来8度目のワールドシリーズ制覇。個人としてもDHとして打線を牽引して本塁打と打点の二冠に輝いた。そして極め付けは50本塁打、50盗塁の「50-50」を達成。オフには自身3度目となるシーズンMVPに輝いた。 「メジャーリーグ史上初となる『50-50』のインパクトは凄まじかった。スポーツニュースのみならず情報番組でも大谷関連の話題で溢れかえった。欧州でも報道されるなど、大袈裟ではなく世界中の注目を集めた快挙だった」(在京キー局スポーツ担当者) だが、数々の素晴らしい功績の裏で大谷の身体は“満身創痍”に近い状態だ。昨年9月には、2018年10月に受けた側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)以来2度目となる右肘手術を受けた。今季は投手として復活するためのリハビリを並行しながら野手として試合出場を重ねた。そしてワールドシリーズ第2戦の盗塁の際には左肩を負傷、シリーズ終了後には同箇所の手術も受けている。 「大谷からリハビリは順調だと連絡があった」とドジャースのデーブ・ロバーツ監督は12月に来日した際には笑顔を見せた。しかし今年の7月に30歳となった大谷の今後に関しては、今まで以上に慎重を期する必要があるのも間違いない。 「リハビリをしながら試合に出場しても驚異的な成績を残すのだから恐れ入る。逆に言えば野手のみに専念すればさらに良い結果が出る可能性もある。ドジャース球団の今後の判断が気になる。投手としても期待が大きく二刀流という話題性も大事にしたいのだろうが、どこかで決断を下す時が来るはず」(スポーツマネージメント会社関係者)