レアル、エンバペの2ゴールでベティスを撃破! 途中出場のB・ディアスが圧巻パフォーマンス
ラ・リーガ第4節が9月1日に行われ、レアル・マドリードとベティスが対戦した。 昨シーズンは2年ぶりにラ・リーガを制覇し、連覇を目指して新シーズン開幕を迎えたレアル・マドリード。今夏にキリアン・エンバペを獲得した“白い巨人”だが、ここまでは攻撃陣の停滞が目立っており、1勝2分と消化不良なスタートを切っている。そんななか迎えた今節は、古巣戦となるダニ・セバージョスが中盤の一角として先発。本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でリーグ戦2試合ぶりの白星奪取を狙う。 試合は、20分にセットプレーからレアル・マドリードがチャンスを作り出す。右サイドでコーナーキックを獲得し、ロドリゴが右足で鋭いボールを供給。勢いよく飛び込んできたエデル・ミリトンが頭で合わせるが、ベティスのGKルイ・シルヴァに防がれる。こぼれ球を再びミリトンが拾ってシュートに持ち込んだものの、DFに激しく寄せられたため枠を捉えることができなかった。 直後の25分には、ベティスのロングボールから中盤で生まれた混戦を、セバージョスが制して攻撃へと展開。フェデリコ・バルベルデが前を向いてスルーパスを送る。加速しながらボックス内へ抜け出したエンバペがシュートに持ち込むが、角度の小さい位置から狙ったボールは枠の左に外れた。 スコアレスで突入した後半も、最初の決定機はレアル・マドリードに訪れる。自陣でボールを持ったバルベルデが推進力のあるドリブルでピッチ中央を突破。アタッキングサードまで運んだタイミングで、左サイドを駆け上がってきたヴィニシウス・ジュニオールへとパスを送る。カットインから右足を振り抜くと、シュートはDFに当たって軌道が変化。左ポストに弾かれたボールにエンバペが反応したものの、シュートは枠を大きく外れたことに加え、自らのポジションもオフサイドラインを超えていた。 ベティスを率いるマヌエル・ペレグリーニ監督は、57分にヴィトール・ロッキを投入。今夏にバルセロナからレンタルで加入した新戦力が、さっそく今節ピッチに登場した。 すると、67分にエンバペが均衡を破る。レアル・マドリードが自陣右サイド深くでボールを奪い、素早く繋いでカウンターを仕掛ける。フラン・ガルシアの送ったクロスは右サイドに流れるが、ライン際でブラヒム・ディアスが回収。パスを受けたロドリゴが中に切り込み、ペナルティエリア正面のバルベルデに繋ぐ。巧みにヒールで流した縦パスにエンバペが抜け出し、落ち着いて沈めてレアル・マドリードが先制した。 勢いに乗るレアル・マドリードは73分、B・ディアスがスピードに乗ったドリブルで次々に相手を剥がし、左足でボックス内にスルーパスを供給。DFラインの背後を取ったヴィニシウスがGKを抜きにかかるが、飛び出してきたルイ・シルヴァと接触して転倒する。VARによる介入の結果、主審はPKと判断。エンバペが決め切り、大きな追加点を挙げた。 結局、そのまま試合は2-0で終了し、レアル・マドリードが勝利。勝ち点「3」の積み上げに成功した。次節は15日に行われ、レアル・マドリードはアウェイでレアル・ソシエダと対戦。ベティスはホームでレガネスと対戦する。 【スコア】 レアル・マドリード 2-0 ベティス 【得点者】 1-0 67分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード) 2-0 75分 キリアン・エンバペ(PK/レアル・マドリード)
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