「立憲・柳沢衆院議員から6年にわたりパワハラ」 後輩アナが謝罪求める
10月の衆議院選挙で初当選した立憲民主党の議員に「パワハラ被害を受けていた」と、部下だった元アナウンサーらが告発しました。その男性が取材に応じ、6年間にわたるパワハラ被害を語りました。 【画像】「嫌味専門で、指導受けたことない」元仙台放送アナが柳沢議員のパワハラ公表 元部下の女性3人も被害訴え
■「アナウンス部全体が迷惑」味わった屈辱
パワハラを告発したのは、元仙台放送アナウンサー・稲垣龍太郎さんです。 稲垣さん 「『バカ』や『気持ち悪い』。文言としては『お前臭いんだよ』『アナウンス部全体が迷惑している』とか大声で言われた」 稲垣さんは、2011年から仙台放送でアナウンサーとして勤務。入社直後から6年間にわたり、当時アナウンス部長だった柳沢剛氏から繰り返しパワハラを受けていたと訴えます。 稲垣さん 「バレーボールの映像をDVDの再生機で見て勉強していたら、通りがかりに私が座っている椅子を蹴られたり。(研修時に)他局の男性アナウンサーを指しながら、『君、稲垣とトレードしない?』と意気揚々としゃべっていた。かなりの屈辱を味わった」 「(Q.相当これ苦しかったんじゃないですか?)実家の両親に泣きながら電話したこともあった。自分ができないということと、ただそれよりも、柳沢氏からの人格否定のような罵詈雑言(ばりぞうごん)が精神的に非常に苦しくて、そういうメンタルになっていた」
■柳沢氏の当選後 元部下がパワハラ告発
稲垣さんがパワハラ被害を訴える柳沢氏は去年、仙台放送を退職。10月の衆院選で立憲民主党から出馬しました。 柳沢氏が当選し、政治の表舞台で活動することになり、かつてのパワハラを告発することを決意しました。 稲垣さん 「柳沢氏が出馬すると会見を開いて、そこから心の箱の中にしまっていた感情があふれ出た」 稲垣さんはパワハラ被害について、柳沢議員が所属している立憲民主党の宮城県支部に公開質問状を提出。仙台市内で10日、会見しました。 元部下の女性3人も被害を訴えています。 柳沢議員の元部下 「嫌みを言う専門で、彼から指導を受けたことはない」 柳沢議員のコメント 「事実に関する認識が双方で異なるところや事実と異なるものがありますが、一部、私なりにアナウンサーとしてしっかりと成長して欲しいと思い、後進の育成に努めてきたなか、私の真意が十分伝わらなかった点があるとすれば、反省致したいと考えております」 立憲民主党 小川淳也幹事長 「(議員として)一番重く問われるべきは当選後だとしても、以前のことも含めて、誠意ある対応をしていただきたい」 稲垣さん 「国民の皆さんにちゃんと納得いただけるように誠意を持って説明して、被害を訴えている人間たちにきちんと謝罪の意思を示してほしい」 (「グッド!モーニング」2024年12月11日放送分より)
テレビ朝日