NYで中国「警察署」運営の男、有罪認める 米司法省
【AFP=時事】米司法省は18日、ニューヨークで中国政府の「警察署」の運営に関わっていたとして訴追されていた中国系米国人の男が有罪を認めたと発表した。「警察署」は、米国在住の反体制派を監視したり、嫌がらせしたりする役割を担っているとされている。 【写真】アンドルー英王子関係したスパイ疑惑「ばかげている」 中国が否定 司法省によると、有罪答弁をしたのは陳金平被告(60)で、別の中国系の男、盧建旺被告とともに昨年4月、逮捕されていた。 陳被告は、中国政府の違法な代理人としての活動で共謀したとして、最長5年の禁錮刑を科される可能性がある。盧被告は無罪を主張しており、裁判が予定されている。 司法省国家安全保障局のマシュー・オルセン局長は発表文で、陳被告の有罪答弁について「(中国の)国家警察のために未申告の海外警察署を運営しようとした大胆な試みに対しての責任を負うものだ。これは米国の主権に対する明白な侮辱だ」と述べた。 2人は中国の警察を管轄する、公安部の福建省福州市支部の代理として、マンハッタンのチャイナタウンに事務所を開設した疑いが持たれている。しかし実際には、米国に逃れて来た中国の反体制派を追跡し、嫌がらせをするのが主な任務だったとされている。【翻訳編集】 AFPBB News