英国アカデミー賞(BAFTA)で起きたドラマを一挙総覧
英国のアカデミー賞「BAFTA」が開催され、セレブたちが集合!米国の本家アカデミー賞前哨戦での授賞式の様子、セレブらの発言からにじむドラマを「エル デジタル」の人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック! 【写真】豪華絢爛! 英国アカデミー賞(BAFTA)2024のベストドレッサー
2月18日、アカデミー賞前哨戦とも言われているBAFTAアワード授賞式が行われ、さまざまなドラマが繰り広げられた。
今年、授賞式のホストを務めたのは、「ドクター・フー」(’63~)シリーズで人気のデイヴィッド・テナント。コロナ禍で製作され、人気を博したマイケル・シーンとの共演コメディ「Staged」(’20~)をパロディ化したビデオでまずはスタート。ビデオにはBAFTA当日にシーンの愛犬、その名もバーク・ラファロ、のお守りをすると約束したテナントが代理を探して四苦八苦する姿が登場。スタンリー・トゥッチに嫌味ったらしく拒否され、トム・ヒドルストンに理屈っぽく断られ、ジュディ・デンチ様からも「私はシャンパン片手にBAFTAアワード授賞式をテレビで見る予定だし、バーク・ラファロはどこにでもおしっこするからお断り」とすげなくされて、犬を連れて会場入り! そこからはBAFTAの会場にカメラが切り替わり、会場の最前列に座るシーンにバークちゃんを返して(シーンが愛犬に「このスコットランド男に意地悪されなかった?」と問いかける姿が最高)、壇上に上がったテナントが授賞式のお約束であるモノローグを始める展開は、とってもセンスがいいと高評価だった。
授賞式はケンの胸のようにスムーズに進む!
壇上に上がりながら、「犬やマイケル・シーンと散歩しない方がいいね。スタートはあまりグレートじゃなかったけれど、でも心配しないで。今夜の授賞式はケンの胸のようにスムーズに進行するからね」とテナントが約束したように、大きなハプニングは最後まで起きなかった……、が、こちらのエピソードはもう少し後にしよう。BAFTAアワード授賞式のTV放映は、ほぼライブ中継のアカデミー賞授賞式と異なり、なんと実際の授賞式の2時間後にスタートする。その間に編集できるように会場のあちこちにカメラマンが待機するし、さまざまな場所に移動カメラも設置されている。会場にいるスターたちの反応は重要で、テナントが彼らに「いつカメラに抜かれてもいいように、ビビッドな反応をした方がいいよ」とアドバイスしたのも彼らしかった。