世代間交流活動「ねんりんサロン」 高校生と高齢者が楽しくゲームで交流/京都府・福知山市
福知山市大江町金屋、大江高校で20日、世代間交流活動「ねんりんサロン」が開かれた。生徒と高齢者たちがレクリエーションを通して親睦を深めた。 大江高は2021年1月、高齢者の健康と生きがいづくりに取り組む京都SKYセンターと事業連携協定を締結。校内で年2回ねんりんサロンを開いている。 今回は今年度2回目のサロンで、同校生活福祉系統と公共マネジメント系統の2、3年生14人、市内在住のセンターの会員ら17人が参加した。 最初に生徒たちが考えた3つのレクリエーションを楽しんだ。24個の紙コップを積み上げて、その高さを競うゲームでは、お年寄りたちが順調に積み上げる様子に、生徒たちが「落ち着いて」「落ちないように」などと声を掛けていた。一方で8段に積み上げる生徒もいて、お年寄りから「すごい」「高いなあ」と褒められていた。 ゲームのあとは、生徒たちが米粉などで作った抹茶のパウンドケーキ、クッキーとコーヒーなどを味わいながら、世間話に花を咲かせた。 お年寄りたちには、環境サイエンス系統の生徒たちが育てたパンジーが贈られた。 参加者の川本義博さん(77)は「初めてのゲームばかりで楽しかったので、地域のサロンでもやってみたいと思いました。世代を感じさせない友だち感覚で楽しめました」と喜んでいた。