洋上風力汚職、秋本真利衆院議員を保釈…保釈保証金2000万円を納付
洋上風力発電事業を巡る汚職事件で、受託収賄罪などで起訴された秋本真利(まさとし)・衆院議員(48)(比例南関東、自民党を離党)について、東京地裁は20日、保釈を認める決定をした。秋本被告は同日、保釈保証金2000万円を納付。検察側が決定を不服として準抗告したが棄却され、秋本被告は同日午後10時すぎ、東京・小菅の東京拘置所から保釈された。
秋本被告は昨年9月に東京地検特捜部に逮捕されて以降、同拘置所での勾留が続いていた。今回が6度目の保釈請求だった。
起訴状などでは、秋本被告は「日本風力開発」(東京)側から同社が事業参入で有利となるよう繰り返し国会質問を依頼され、その見返りに計約7280万円の賄賂を受け取ったとされる。新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとする詐欺罪でも起訴されている。関係者によると、秋本被告は起訴事実を否認している。