子供たちも田村氏投票 16票でトップ 衆院選合わせ模擬選挙に34人 三重1区の松阪で
比例も自民支持
未成年者模擬選挙推進ネットワークまつさか(北川浩隆呼び掛け人代表)は30日、27日投開票の衆院選に合わせて23~27日まで未成年を対象に実施した「模擬2024衆議院選挙inまつさか」の結果を公表した。 4歳から高校生までの34人が投票し、小選挙区では自民党の田村憲久氏が16票を獲得してトップ、比例代表も18人が同党を選んだ。 子供たちに1票を投じる選挙体験を通じ、社会の仕組みに関心を持ってもらうため、今回の第50回衆院選に合わせ、「実際の候補者に大人と同じ設定で投票する」模擬選挙のルールで実施した。 小選挙区県1区の候補者と比例代表を、選挙公報などを判断材料にして過去に実際に使われていた投票箱に投票してもらった。 この日は午後1時から、代表で、川井町でしょうゆなどを扱う米沢屋7代目社長の北川さん(53)が投票箱を持って市役所を訪れ、鍵がかかった投票箱を解錠し票を集計した。結果、小選挙区は▶田村氏=16票▶福森和歌子氏(立憲民主党)=9票▶出口洋介氏(共産党)=8票▶無効票=1票──。比例代表は▶自民=18票▶立民=7票▶共産=3票▶れいわ=3票▶公明党=1票▶維新=1票▶国民=1票──で保守、参政、社民はいずれも0票だった。 北川さんによると、2003(平成15)年と13(同25)年の松阪市長選に合わせて実施した過去2回の模擬投票では、実際の大人の選挙と同じような結果だった。これを踏まえ「今回もおおむねそうなった」と総括しつつ、これまで投票に行ったことがない若い親子連れの人が、この活動に刺激を受けて投票に行ってくれたと振り返り「活動を通じて子供たちをはじめ大人も選挙に興味を持ってくれたので11年ぶりに再開して良かった。来年夏の参院選でも活動したい」と話した。 今回の投票結果は、未成年者模擬選挙ネットワークのホームページhttp://www.mogisenkyo.com/で全国の結果とともに公開する予定。