12月で引退する39歳ヘスス・ナバスが示す健在ぶり。フィジカル全盛の時代に輝く“ボールを操る技術”【コラム】
「フィジカルモンスター」ともてはやされる選手はほとんど脱落する
今やフィジカル全盛のサッカー界と言える。たしかに走る量や質、さらに単純なパワーが求められる時代だろう。チーム戦術において、それは義務付けられるに等しい。 しかし、どれだけ強く、どれだけ速くても、それはサッカーの本質ではない。ナバスのように長く勝利に貢献し、スペクタクルを生み出すことはできないのである。 「フィジカルモンスター」 そんな風にもてはやされる選手はほとんど必ず脱落する。結局、サッカーで身を助けるのは技術。それがなければ長くトップレベルで戦い続けることはできないのだ。 文●小宮良之 【著者プロフィール】 こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。
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