「厳しい言葉真摯に受け止め、再発防止に努める」KDDI会見7月29日(全文5完)
通信大手KDDIは29日午後、記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「KDDI、大規模通信障害で3589万人に「おわび返金」 高橋社長が会見(2022年7月29日)」に対応しております。 【動画】KDDI、大規模通信障害で3589万人に「おわび返金」 高橋社長が会見(2022年7月29日) ◇ ◇
安心・安全なネットワークづくりに努めたい
司会:ありがとうございます。では、ご質問のほう、以上で終了とさせていただきます。以上をもちまして、7月2日に発生した通信障害に関する説明を終了とさせていただきます。 高橋:このたびは本当に多大なご迷惑を掛けまして、本当に申し訳ございませんでした。今回の障害によりまして、多方面の皆さんから本当に厳しいお言葉をいただいておりますので、われわれのほうとしても真摯になってこれを受け止めて、本当に再発防止に努めて、安心・安全なネットワークづくりに努めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 また、同時に、たくさんの励ましのお言葉もいただいた方もいらっしゃいまして、あらためて皆さんに感謝もいたしておりますので、どうも本当にありがとうございました。本当に今日はお集まりいただきまして、申し訳ございませんでした。失礼いたします。 司会:このあと会場ならびにZoomウェビナー、IRWebMeetingでは引き続き、2023年3月期第1四半期決算会見を行います。準備が整うまで今しばらくお待ちください。
22年度第1四半期の連結売上高は前年同期比4%増に
司会:それでは、2023年3月期第1四半期決算会見を開始させていただきます。本日の決算の資料は、決算関連資料3点、東証開示資料2点の、計5点です。KDDIのウェブサイトにも掲載しております。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 登壇者をご紹介いたします。代表取締役社長、高橋誠。代表取締役執行役員副社長、村本伸一。執行役員経営管理本部長、明田健司。経営管理本部経理部長、江副滋。以上、4名となります。それでは高橋社長、お願いいたします。 高橋:それでは、よろしくお願いします。ここから2023年3月期第1クオーターの決算につきまして、ご説明をさせていただきたいと思います。23年3月期第1クオーターの連結業績のハイライトでございます。第1クオーターにつきましては注力領域が増益したものの、連結業績は増収減益となりました。上から、連結売上高は1兆3517億円と、Year on Yearでプラス4%の増収となっております。一方、営業利益につきましては2969億円と、Year on Yearマイナスの0.8%の減益となりました。 続いて、注力領域の業績でございます。ビジネスセグメントの売上高につきましては2586億円と、Year on Yearプラス5.5%、営業利益も458億円と、Year on Yearプラス2.6%の成長となりました。金融事業につきましては、会計処理変更の一時的影響もあり、売上高は646億円、営業利益は217億円となりました。 次に、23年3月期第1クオーターの連結営業利益の増減要因についてご説明をいたします。左側から、マルチブランド通信ARPU収入、この減少が292億円となりまして、グループMVNO収入とローミング収入は微減となりました。これに対し、ビジネスセグメントや金融、エネルギー事業などの注力領域の推進によりまして、プラス152億円の増益となりました。そのほか、3G停波関連、減価償却費の減等もありまして、トータルではマイナス23億円の減益となりました。 続いて、マルチブランドID数と、通信ARPUについてでございます。左側、マルチブランドID数につきましては、3093万とQuarter on Quarterで減少しておりますが、22年3月末に3Gの停波に伴う、約25万の解約を除きますと、順調に拡大いたしております。で、UQ mobileや、povoは、引き続き多くのお客さまにご利用いただいておりまして、2ブランド合計で、約700万まで拡大いたしました。また右側、マルチブランド通信ARPUの推移でございます。UQ mobileやpovoが好調なこともありまして、ARPUは3970円と、Year on Yearでマイナス310円となりましたが、想定の範囲内と考えてございます。