井上尚弥、アフマダリエフとの指名試合通達に「ベルトにもうこだわりはない。剝奪されるなら別に全然いい」
プロボクシングの4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が28日、東京都内で報道陣の取材に応じ、WBAから指名挑戦者で同級1位のムロジョン・アフマダリエフ(29)=ウズベキスタン=と9月25日までの指名試合実施を通達されたことについて「別にベルトにもうこだわりはないですからね。それで剝奪されるなら別に全然いいですし」と語った。 関係者によると来月12日に次戦を発表し、9月に東京・有明アリーナで、元IBF世界同級王者で現WBO2位のTJ・ドヘニー(37)=アイルランド=の挑戦を受ける。 井上は「ただ、スーパー王者ってこんなスパンで多分(指名試合の指令を)出すものじゃないと思うんで、急に。まあまあ、そこは流れにしたがって。なんかちょっと出たタイミングも、向こうのプロモーターの発言にしろ、結構嫌がらせチックな感じかなっていうのは受けて取れましたけど」とWBAとアフマダリエフと契約している英興行大手マッチルームのエディー・ハーン会長(英国)に不快感を示した。 プロ戦績は井上が27戦27勝(24KO)、アフマダリエフが13戦12勝(9KO)1敗、ドヘニーが30戦26勝(20KO)4敗。(尾﨑陽介)