「変えていない」が物語る 石川遼は継続と洗練の2024年へ
結果につなげていく上での課題にも触れた。「自分が決断したことに対してよどみなくやり切る…それは去年ほとんどできなかったですよね」。ショットとともにゴルフの物差しとして重視しているマネジメントの部分だ。コースだけでなく、自らをマネジメント(管理)できているか。「例えばボールのライに対してピンポジションが難しいとか、チャンスホールなのにピンチを招いてしまったとか…。想定とは違うことが起きた時の状況判断、そして決断したことをやり切ること」。成功すればリターンが大きいギャンブル的な選択に手を伸ばしたくなる“欲”とも闘いながら、冷静なジャッジを下して実行していく。 シーズンインを目前にして「数字の目標は決めていないですね」と言った。自らの掲げるゴルフをやり遂げられれば、結果も数字もおのずとついてくるはずだ。(編集部・亀山泰宏)