甘辛味がしゃぶしゃぶ用肉にからんで美味!「豚しゃぶ肉とにらのスタミナ丼」【手間なし!スタミナ丼】
暦の上では秋でも、まだまだ暑い日が続きます。こういうときは、だるくてつらい夏の疲れを回復する、元気ごはんが食べたくなるもの。オススメしたいのが、疲労回復を促す豚肉を使った「スタミナ丼」です。今回は、肉と野菜が一緒にとれて栄養バランスのいい、甘辛味のガッツリ系丼ものをご紹介します。 【画像で確認】レモンがきいた塩味で、暑い季節でもさっぱり食べられる「豚こまとパプリカの ねぎ塩丼」 教えてくれたのは ▷市瀬悦子さん 料理研究家。「おいしくて、作りやすい家庭料理」をテーマに多数のレシピを提案。特に食べごたえのあるガッツリ味はお任せあれ。 ■夏バテにきく肉×野菜のスタミナ丼。ココがポイント! 管理栄養士、料理研究家の牧野直子さんに、肉×野菜のスタミナ丼が夏バテにきく理由や、材料選びのポイントについてうかがいました。 ご飯×肉×野菜の組み合わせが◎ エネルギー源になる糖質をとったうえで、筋肉量を維持するたんぱく質源と、汗などで失われるビタミンとミネラルを野菜で補うメニューは一石三鳥! 疲労回復を促す豚肉orとり肉で 豚肉は疲労回復を促す水溶性ビタミンのビタミンB1が豊富。とり肉は筋肉の中で作り出される活性酸素を除去する働きのある成分が含まれます。 アリシン、ビタミンCを含む野菜を選んで ビタミンB1の働きを助ける成分アリシンが含まれる玉ねぎ、にら、にんにく、ビタミンCが豊富なパプリカ、しし唐辛子などを使うとより効果的。 以上のポイントを押えたスタミナ丼を作ってみましょう! ■豚しゃぶ肉とにらのスタミナ丼 濃いめのたれ&卵でご飯との相性もバツグン! 【材料・2人分】*1人分804kcal/塩分2.1g ・豚バラしゃぶしゃぶ用肉 ・・・200g ・にら・・・1/2わ ・卵黄・・・ 2個分 ・焼きのり ・・・1枚 ・温かいご飯・・・ どんぶり2杯分 ■A<混ぜる> └しょうゆ ・・・大さじ1と1/2 └砂糖、みりん ・・・各大さじ1 片栗粉 サラダ油 【作り方】 1.にらは4cm長さに切る。焼きのりは小さくちぎる。豚肉は片栗粉小さじ1/2をふって箸でざっとまぶす。 2.フライパンに油小さじ1/2を中火で熱し、豚肉を広げ入れる。底面に焼き色がついたら、肉全体の色が変わるまでほぐしながら炒め、余分な脂を拭き取る。にら、Aを加え、照りが出て全体にからむまで炒める。 3.器にご飯を盛って焼きのりを散らす。2を盛り、卵黄をのせる。 * * * キッチンに立つのもおっくうな日は、ちゃちゃっと作れる丼ものがいちばんです。卵黄をのせるだけでごちそう感もアップするので、ぜひ作ってみてくださいね! 監修/牧野直子 レシピ考案/市瀬悦子 撮影/澤木央子 スタイリング/中村弘子 栄養計算/スタジオ食 文=高梨奈々