【大人のグルメ旅】爆速で予約が埋まる西武鉄道のグルメ列車で有名シェフの創作シンガポール料理の提供がスタート
●西武鉄道とシンガポール政府観光局が手掛けるスペシャルな観光列車の新たな取り組みとは?
12月に入るとやっぱり冷えますね。こう寒い日が続くと、ハワイやシンガポールのような常夏の国に行って、のんびり過ごしたくなります。しかし、仕事でがんじがらめの大人が、寅さんやスナフキンのようにふらりと旅に出るのは至難の業です。 「52席の至福」の外観画像を見る ああ、好きな時に好きなところに行ける「どこでもドア」さえあったなら――と、一度はのび太を羨んだことがある人は多いでしょう。しかしご安心あれ。こうした妄想に身を任せるしかない多忙な大人にぴったりの列車旅があります。 それが、西武鉄道が運行する観光列車「旅するレストラン 『52席の至福』。来年1月より、東京の新宿や池袋から、日帰りで一気にシンガポールに旅立てる魅惑の限定プランがスタートするのです。
有名シェフが作る「創作シンガポール料理」とは?
2016年より運行がスタートした「旅するレストラン 52席の至福」は、西武新宿駅or池袋駅~西武秩父駅の区間を2時間半~3時間で結ぶ全席レストラン車両です。 季節替わりで供されるのは、フレンチやイタリアン、中国料理などの有名レストランのシェフ監修のスペシャルメニュー。車窓を流れる美しい風景を眺めながらこだわりの料理を味わう時間は、まさに至福そのもの。運行日や席数に限りがあるため、予約がスタートすると、あっという間に完売してしまう人気ぶりです。
これまで、名だたる料理人たちが腕をふるってきたこの「52席の至福」、2025年1月~3月までの期間限定で、西武鉄道とシンガポール政府観光局がコラボした限定レストラン車両の運行が始まります。
創作シンガポール料理の監修を手掛けたのは、東京・日本橋の星付きレストラン『nol(ノル)』の野田達也シェフ。このために野田氏は実際にシンガポールに飛び、地元民で賑わうホーカー(屋台街)からファインダイニングに至るまで、食べに食べまくってきたそうで、その体験を、創作料理に落とし込んだとのこと。
この「52席の至福」では、ブランチ(1万5000円)とディナー(1万8000円)、2つのコースが用意されています。ブランチは、「52席の至福」オリジナルアミューズ、前菜、スープ、メイン、デザートという構成です。