【大人のグルメ旅】爆速で予約が埋まる西武鉄道のグルメ列車で有名シェフの創作シンガポール料理の提供がスタート
ブランチの前菜は3種類。シンガポールの麺料理「ラクサ」の要素を閉じ込めた「ラクサのクロケット」、野田シェフが特に印象的だったというフルーツ、ドリアンを使った「ドリアンのフロマージュブランタルト 埼玉県産生ハム添え」、そして「鹿肉サテのパイ包み焼き」。
ブランチとディナー共通のスープとして登場するのは、チリクラブをフランに仕立てた「チリクラブのフラン」。添えられているのは、甲殻類のダシのチュイール(薄いクッキー)です。
メインの「チキンライスルーロー」は、おなじみシンガポールチキンライスをロール状にまとめ、同料理に欠かせないきゅうりを添えた一品。美味しいけれどやや食べにくさもある料理を一体化させるアイデアが面白いですね。
デザートはココナッツミルクのスイーツ、ボボチャチャをアレンジした「ボボチャチャ~ココナッツミルクパンダンリーフアイス~さつまいものクーリ」。
前菜に追加されるのは、シンガポールの屋台料理でおなじみ、フィッシュケーキの「オタオタ」をイメージした一品。スパイスを練り込んだ魚のすり身のバナナの葉で包み蒸しにしてあります。
メインは「バクテー・オ・ブッフ」。かつて東南アジアの肉体労働者が滋養強壮のために考案したとされる料理・肉骨茶(バクテー)をビーフライスに昇華した一品。玉ねぎ・マッシュルームなど、バクテーによく使われる食材が周りを彩ります。
デザートは「ボボチャチャ~秩父食材の饗宴」。中央にはブランチと同じくココナッツミルクとパンダンリーフのアイスクリームが置かれ、周囲にさつまいもや小豆、タピオカなどが添えられた一品です。
めくるめく創作シンガポール料理に舌鼓を打ちながらの2時間半~3時間の優雅な列車旅。すでに予約が埋まり始めているようなので、興味のある人はぜひお早めにお申込みを。 ●DATA 旅するレストラン「52席の至福」 ・ブランチコース 西武池袋もしくは西武新宿⇒西武秩父(約2時間半~3時間) 旅行代金:税込1万5000円(乗車チケット・西武線1日フリーきっぷ・コース料理・お土産など) ・ディナーコース 西武秩父⇒西武池袋もしくは西武新宿(約2時間半) 旅行代金:税込1万8000円(乗車チケット・西武線1日フリーきっぷ・コース料理・お土産など) ※料理名・料理内容・盛り付け方法は変更の場合があるとのこと。詳細は公式サイトよりご確認を
取材・文◎田代智久