「特攻資料館に行きたい」早田ひなの発言の意外な原点 恩師は「毎年夏になると戦争の話を」
「若い女性からの問い合わせも」
そのカギは、昨年末に公開された映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」にあるかもしれない。終戦間際の日本にタイムスリップした女子高生が、特攻隊員と恋に落ちるストーリーで、若者に大評判となり、興行収入40億円をたたき出したヒット作である。原作者が鹿児島の知覧特攻平和会館を訪れたのが作品誕生のきっかけだった。 知覧特攻平和会館の川崎弘一郎館長によれば、 「映画の影響で当館にいらっしゃる若い方は増えたかと思われます。“映画に登場する特攻隊員は実在したのですか?”という、若い女性からの問い合わせもありました」 なるほど、早田が映画を観て関心を抱いたとしてもまったく不思議はない。 目下、彼女はケガの治療に専念中。大舞台を終え、“課外学習”にうってつけの夏ではある。願い通り、本当に平和会館を訪問できているかもしれない。 「週刊新潮」2024年8月29日号 掲載
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