イーサリアムが利下げ後の上昇をリード、円安はリスクオン資産を後押し
暗号通貨ETFに資金流入
9月19日と20日、ビットコインとイーサリアムのETF双方に資金が流入したことで、暗号資産市場の活況はさらに後押しされた。Farsideによると、イーサリアETFにはこの2日間で810万ドル(約12億円、1ドル144円換算、ビットコインETFには2億5030万ドル(約360億円)の資金が流入した。
時価総額別のパフォーマンス
より広い観点から暗号資産市場のパフォーマンスを分析すると、FOMC決定を前に、大規模、中規模、小規模の時価総額の暗号資産すべてのパフォーマンスが振るわない状況にあったことがわかる。 そして、FOMC決定後の動きを見ると、小規模な時価総額の暗号資産が最大の勝者となっている。だが大規模、中規模、小規模の3つのグループはいずれも、FRBによる金利引き下げ発表以降、ビットコインに対して相対的な高値となっており、金融市場全体におけるリスク選好と全般的な流動性の増加を反映している。 時価総額別のグループは通常、以下のように定義される。大規模銘柄は時価総額10億ドル以上、中規模は1億~10億ドル、小規模は5000万~1億ドル。 今後については、CMEフェデラルファンド先物は、米国大統領選挙のわずか2日後に予定されている11月7日のFOMCで0.25%、あるいは0.5%の金利引き下げが行われる可能性はそれぞれ50%となっている。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:TradingView|原文:Ether Leads Post-Fed Crypto Market Rally as Yen Weakness Sparks Risk-On Frenzy
CoinDesk Japan 編集部