【フィギュア】吉田陽菜が自己ベスト67・87点でSP首位発進「もっといいジャンプは跳べる」
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇15日(日本時間16日)◇ヘルシンキ◇女子ショートプログラム(SP) 【ヘルシンキ=竹本穂乃加】GPシリーズ第2戦スケートカナダで銅メダルを獲得した吉田陽菜(19=木下アカデミー)が、国際スケート連盟(ISU)公認大会で自己最高点となる67・87点を記録し首位発進した。 冒頭のダブルアクセル(2回転半)を皮切りに、ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプ、3回転ループと3本のジャンプを成功。2位のガットマン(イタリア)に0・81点の差をつけて1位スタートを決めた。ジュニア時代を通して「初めて」と語るフリー最終滑走。「緊張すると思うけど、今日よりも落ち着いて会場の雰囲気を楽しんで滑りたい」と声を弾ませた。 自己ベストを更新したSPにも、満足感は一切ない。「ルッツ-トーもループも、もっといいジャンプは跳べる」ときっぱり。緊張や不安定だったジャンプの軸を反省点に挙げ、「まずは明日に集中して、できることをやりたい」と前を見据えた。 フリーは16日に行われる。