まさかの初戦敗退、白星なしでG1終えた児玉碧衣「感覚つかんで年末に間に合わせたい」/競輪祭女子王座戦
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は21日に3日目を開催。2Rのガールズ選抜を走った児玉碧衣(29歳・福岡=108期)に話を聞いた。 満を持して挑んだ地元G1だったが、初日予選で7着と大敗し勝ち上がりを逃した。翌2日目は敗者戦回りとなったが、そこでもまくり不発の6着といいところがなく、最終日は後方からカマシ先行に出たものの末脚を欠き3着まで沈んでしまった。カマした際のスピードにわずかな兆しを感じさせたが、それでも全体をみれば物足りないまま今シリーズをフィニッシュした。 「2日間ホームで出切れていなかったし、行くところで被ってしまっていたので最終日は早めにと。ただ最後、力が残っていなかったです。練習の感じが良かったのにレースでここまで悪かったのは選手になってから初めて。原因不明ですね。きっと(セッティングや乗り方、体のマッチングなどが)ぜんぶバラバラなんでしょう…」と途方に暮れた。 10月に京都の黄檗山・万福寺で5泊6日の日程で行われた特別指導訓練が影響していたかを問われると「直前にしっかりと練習ができたし手応えもあったから、それは関係ないと思います」と因果関係はないとした。実際に指導訓練後に玉野で完全優勝を挙げており結果は残している。 「グランプリじゃなくてよかったです。まだ1か月あるしあと1本(12月いわき平)を走れる。そこまでに感覚をつかんで年末に間に合わせたい」と大一番を前に原因を突き止め、仕切り直してみせる。(netkeirin特派員)