丁寧に作ればここまで差が出る! 「美味しいレバニラ」レシピ
ちょっと材料が多く見えますが、多くは一般家庭のキッチンにある調味料ですので、心配はご無用。要はレバーとにら、もやしがあれば出来上がります。
まずはニラとレバーを切りましょう。ニラは4~5センチ幅。レバーは一口大にカットします。
今回のレシピは鮮度の良いレバーを使って、血抜きするプロセスを省いています。もし気になる方は水に漬けて血抜きしたり、牛乳に浸して臭みをとるなどしてください。
次に、レバーに下味をつけ、焼きます。 ボウルにAの調味料を入れ、レバーとよくもみこんでおきます。
フライパンにサラダ油を小さじ2入れ、レバーを上下ひっくり返して焼きます。表面に少し焼き目がつくくらいが目安です。焼きすぎると固くなるのでご用心。
そしてこれが今回最大のポイントなのですが、レバーに火が通ったら、いったん取り出す! 通常ですと、このままモヤシとニラを加えて炒め合わすのが一般的ですが、長く加熱するとレバーが固くなり、臭みも出てきてしまいますからね。
さて、レバーをいったん取り分けたら、フライパンをきれいにし、サラダ油(大さじ2)でニンニクと生姜を炒めます。この時は焦げないように弱火です。
ニンニクと生姜の良い香りがしてきたら、強火にしてもやしをイン。もやしが少ししんなりしてきたら、にらを投入します。
ニラもしんなりしたら、取り分けておいたレバーをフライパンに戻します。
ここからいよいよ仕上げ。合わせ調味料をフライパンに加えますが、ここでまたちょっとしたポイントがあります。
合わせ調味料は鍋肌から入れ、入れたらフライパンの端でちょっと煮立たせる!
これには、加熱時間を短くしながら調味料のこっくりとした旨味を引き出す効果があります。
レバーにきちんと火が通っていることを確認したら、ゴールは目前!
最後に風味づけに、ごま油を鍋肌から少しかけまわしたら出来上がり! これにはやっぱり白いごはんですよね。
ガツンと美味しいレバニラでスタミナをつけ、正月ボケを払拭しましょ!
● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。 最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。
文・編集/秋山 都 レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太