4月から変わる「値上げ」どう乗り切る? バス「小児 50円」、鉄道「乗車ポイント」…新たな“お得”に注目【#みんなのギモン】
■半年ぶり…食品の値上げは3000超
鈴江アナウンサー 「調味料は長く使いますからね。そして、この4月は再び値上げラッシュとなります。食品は半年ぶりに3000品目を超える値上げの見通しです。コーヒーや調味料の値上げが発表されています」 「日本ハムは人気の『彩りキッチンロースハム3連』を21.5%も値上げ。不二家の『カントリーマアム(バニラ&ココア)』は1枚減って18枚となり、実質値上げとなります」 刈川キャスター 「だんだん袋が軽くなってきているなという寂しさはあります。食品ですと消費期限があるので、買いだめにも限度があるなと感じますね」
■紙製品も5~10%以上アップへ
鈴江アナウンサー 「値上げラッシュは食料品だけではありません。私たちの生活に欠かせない紙製品も4月から値上げとなります。製紙大手の各社はトイレットペーパーなどで5%~10%以上の値上げを発表しています」
■ヤマト運輸や佐川急便の値上げ幅は?
鈴江アナウンサー 「さらに、影響が大きいのが宅配便です。ヤマト運輸は、180サイズと200サイズで料金の値上げを発表しています。関東から中国・四国に送る場合、180サイズは220円、200サイズは660円高くなります」 「佐川急便は宅配便全体を平均で7%程度値上げします。関東から関西に配送するケースでは、160サイズで230円高くなります」 山崎アナウンサー 「物を買う時にもコストはかかりますが、僕はフリマアプリを使っていて、売る側になる時があるんですよ。そうすると物を送る時のコストが上がるので、物が売れても手元に入るお金が少なくなるなと、少し気になりますね」 鈴江アナウンサー 「そういったサービスを利用されている方も多いでしょうね」
■宅配便値上げの裏に2024年問題も
鈴江アナウンサー 「こうした値上げの背景には、原材料コスト以外にも、賃上げに伴う人件費の増加や、『2024年問題』による物流費の増加も挙げられています」 「今年4月以降、トラックドライバーなどの時間外労働が制限される2024年問題。野村総合研究所によると、何も対策をしなかった場合、2030年に35%の荷物が運べなくなるという予測もあります」