閉館の新所沢パルコ、「郊外初パルコ」がもたらしたクリエイターとの絆
この数年、パルコは明確に大都市圏でのドミナント戦略を推進しており、福岡や仙台、渋谷などで大型投資を実行する一方で、不採算の郊外店舗は相次いで閉鎖している。2019年5月に宇都宮パルコ、20年2月に熊本パルコ、23年2月には津田沼パルコを閉鎖し、25年2月には松本パルコの閉鎖も予定する。2月29日に新所沢パルコは、”シントコ”に何を残したのか?山本店長は地元メディアに市民へのメッセージを問われると「本当にありがとうございます、それだけです。閉館イベントには地元の商店や企業の方々、そして地元のお客様から、ここではお話できないほどのいろいろなご協力を得た。パルコのような大型商業施設がハブのようになって、そうした小さい商店を繋いだ気にもなっていたけど、閉館はそうした役割を終えたという意味なのかもしれない。個人的には、それはとてもいい変化だと思います」。