競艇元職員数人が在職中に舟券不正購入容疑、書類送検へ…総額1千万円以上購入の男も
一般財団法人「日本モーターボート競走会」(東京都港区)の元職員が在職中、競艇の舟券を不正に購入していたとして、警視庁は10日にも、同会元職員で都内在住の50~60歳代の男数人をモーターボート競走法違反(舟券購入の禁止)容疑で東京地検に書類送検する方針を固めた。 【図表】多摩川競艇場の運営は地元の府中市ではなく…遠い別の市
捜査関係者によると、元職員の男らは在職中の2022年~24年春頃、競技の公平性を保つため選手や職員らに禁止されている舟券の購入をした疑い。中には21年以降、総額で1000万円以上を購入していた元職員もいたという。
舟券の不正購入を巡っては、江戸川区の「ボートレース江戸川」に勤務していた別の元職員が計1400円分の舟券を購入したとして、今年5月、警視庁に同容疑で書類送検されていた。
この事件を受け、同会は全国の職員750人を対象に購入履歴を調査。職員22人の不正購入が判明し、7月23日までに全員を諭旨解雇としていた。
警視庁は、このうち都内に住む男数人について捜査を進めていた。