SPOILMAN、数日で売り切れ状態となった傑作ライヴ盤が2ndプレスでリリース
東京オルタナ / グランジの希少種バンド“SPOILMAN”が2023年に都内公共施設で行なった初のフリー・ワンマン・ライヴを完全収録し、リリース後数日で売り切れ状態となっていた2枚組ライヴ盤『20231223 Live at 滝野川西区民センター』の2ndプレスが7月12日(金)に発売されます。 USグランジやポストハードコアの影響を受け、ジーザス・リザードへのリスペクトを公言し、その変態性も受け継ぐ一方、高い演奏力に裏打ちされた表現力、ギターリフのキラーさ、リズムとビートの鮮やかさ、無駄を削ぎ落としたシンプルな音数が生み出す硬質なサウンドと切れ味を誇るSPOILMAN。アルバム制作のスピードも特徴的で、2020年から毎年ペースでアルバムを発表。とくに2023年は、3枚のアルバムを発表し、うち、2枚のアルバム『UNDERTOW』『COMBER』を同時リリース後、都内でのライヴ活動と並行して東北、北海道、九州、関西へと積極的な全国ツアーも敢行。その集大成として同年の12月23日に都内の公共施設を借り切ってフリーライヴが開催されました。 多くのオーディエンスが詰め掛けたこの日のライヴは全23曲、90分に渡る熱演が展開。ジーザス・リザードやシェラック、54-71といったノイズロック、ポストハードコア、オルタナティヴロックを引き合いに語られる彼らですが、低予算の楽器機材でありながら高い演奏力と何割かの遊び心を以て楽曲を鳴らすライヴアクトの爆発力には、特定音楽ジャンルに限定されない普遍的な魅力も。本作『20231223 Live at 滝野川西区民センター』は、そんなライヴ・バンドとしてのSPOILMANの魅力にフォーカスされた仕上がりとなっています。 ライヴ当日のPAはこれまでのSPOILMANのレコーディングに関わってきた沼田氏(Mannish Recording Studio)が、過去リリース作品と同様に録音からミックス・マスタリングまでを担当し、当日の空気感を見事に記録・再現。その録音の生々しさにより、スタジオ作品以上にダイナミズムあふれる演奏が体感できる仕上がりです。今回、リリース後、数日で売り切れ状態となっていた1stプレス盤が、装いを変えて2ndプレス盤として再登場。1stプレスの重厚感はそのままにLサイズケースの黒ボディとシルバー箔押し仕様、こだわりのジャケットで表現された作品としてリリースされます。