元TBSアナ・39歳の私が回転寿司で「あえて隣に座ってくる女性」に遭遇しギョッ。冷静になって察したのは
2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。 【画像】『朝ズバッ!』時代、みのもんたさんに鍛えられていた25歳頃のアンヌ遙香さん他(全6枚) TBS退社後は一般男性と結婚、アナウンサーとしての活動を休止し、表立った活動はほとんどありませんでした。2024年8月31日、自身のインスタグラムで婚姻関係の解消を報告。故郷である北海道に“出戻り”、38歳で再スタートを切ったアンヌさんが、北海道での生活のようすや心境をつづる連載をスタートしました。 第6回となる本記事では、回転寿司屋で出会った“トナラー”について考察します(以下、アンヌさんの寄稿)。
“トナラー”とは?
トナラー。 私の友人たちはその響きに「なんのこと?」と首を傾げましたが、「明らかに他にスペースがたくさんあるのに、真横にいきなり座ってきたりする人」と説明すると、「あるある!」と大きく頷いていました。 地下鉄の座席や飲食店、はたまたヨガスタジオ、駐車場などでも起きがちな「トナラー」現象に、みなさん一度は違和感を覚えた経験があるのでは? 性的な目的は言語道断、糾弾する他ありませんので今回この場では考慮に入れませんが、そもそもどういう心理で……ということに率直に疑問を持っている方もいらっしゃることでしょう。
お寿司でビールをちびちびとやっていると……
先日、じつは私も体験したトナラーの怪。私は昔からどこでも一人行動、一人ご飯と言うのがまったく苦ではないタイプ。ある、カウンター席のみのコンパクトな回転寿司店に足を運んだときのことでした。 ランチの時間帯からは少し過ぎていたせいか、お客さんはまばら。意気揚々と席につき、一人、昼ビールをちびちびとやりながら、壁にかかっているお品書きを眺めつつ、何を注文しようか……いやいや、レーンに流れてきたものを取るのが楽しいよね、なんてウキウキとお寿司を満喫しておりました。 ちなみに一人で外食する際のポリシーとして、食べながら携帯電話を見たりというのは邪道。黙々と食べ、さっと席を立つと言うのが信条ですので早々にお店を後にしようと考えていた矢先、おもむろに私の真横、右隣の席の椅子がガっと引かれた気配が。 納豆巻きを口に運びながら、ん? と顔を向けると、赤いウィンドブレーカーを着用したボブヘアー、40代半ばほどの女性がさっとそこに腰を下ろしたのです。 あれ? お店の中、これだけ席が空いているんだけど…… 1席開けることもなく、ぴったりと私にくっつくような形で、女性が隣に座ってきたのです。さて次は何を食べるかとレーンへ伸ばしかけていた手を、思わず引っ込めてしまいました。