【あの日のスタメン】二岡智宏が2打席連続満塁ホームラン 史上初の記録 2人目は4月13日の山川穂高
4月13日の西武ーソフトバンクでソフトバンクの山川穂高選手が達成した、NPB史上2人目の記録、2打席連続満塁ホームラン。 この記録を史上初で達成したのは巨人の二岡智宏ヘッドコーチ(以下、選手)でした。 2006年4月30日の中日戦。この日は1回に2ランホームランを放ち、調子がいい様子を見せていましたが、4回には2アウト満塁のチャンスで打席に入ります。 中日の2番手、石井裕也投手のスライダーをとらえると打球は左中間スタンドへ。「ボールがうまくバットに乗ってくれた」と満面の笑み。 さらに、5回にも満塁のチャンスで打席に入ることに。この時、中日のマウンドにはガルバ投手があがっていました。「ホームランは頭になかった」と語った二岡選手。2ストライクと追い込まれますが、ガルバ投手の投じたボールを今度はライトスタンドに運びました。打球の行方を少しビックリしたような表情で見ていた二岡選手。ダイヤモンドを1周すると少しあっけにとられたような表情をみせる原辰徳監督に迎えられました。 1試合10打点は球団新記録という記録ずくめの一日でした。 山川選手がこの記録を達成した日に二岡ヘッドコーチに話を聞くと、「いつかは誰かがやると思っていた。あの日は自分の誕生日の次の日だったので、いまでも鮮明に覚えているし、帰りに車ぶつけないようにしようって気をつけて帰りました(笑)」とうれしそうに語ってくれました。 ▽中日のスタメン 1(二)荒木雅博 2(遊)井端弘和 3(中)福留孝介 4(一)T.ウッズ 5(左)アレックス 6(三)立浪和義 7(右)井上一樹 8(捕)谷繁元信 9(投)中田賢一